【旅行記】国道352号線 & 奥只見シルバーライン
2024年8月。夏真っ盛り。
愛車と一緒に本州へ渡ることになりました。主な遠征目的は横浜への帰省と、原稿を寄稿させていただいたコミックマーケット関連です。本記事は、その道中のドライブ旅行記となります。
苫小牧から新潟、そして福島へ
今回フェリーで本州へ渡るにあたっては、どの航路を利用するかをエックスのアンケートで決めました。
その結果、苫小牧東〜(秋田経由)〜新潟という新日本海フェリーさんの経由便に決定しました。北海道〜新潟間の海上移動手段には手っ取り早い直行便の小樽〜新潟があるので、あえてのんびり船旅といった感じです。
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旅行当日(2024.8.5)。
苫小牧にやってきました。
お店はこちら↓
お腹いっぱいになったところで、フェリーターミナルへ向かいます。
今回利用する苫小牧東港は隣町の厚真町にあり、苫小牧の中心部から車で2〜30分ほどかかります。大洗・仙台/名古屋・八戸行きが発着する西港とはまったくの別物なので注意しましょう。
日も落ちた19時半ごろに、苫小牧を出港。北海道としばしの別れです。経由便の新潟着は翌日の15時半なので、約20時間の船旅となります。
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だいぶ時間はかかりましたが、その分まったり過ごせたので満足です。また、この航路は秋田に寄港する関係で直行便よりも陸地の近くを航行するため、スマホの電波が入りやすいのも利点だと感じました。
強いて問題点を挙げるとすれば、速達性に欠けるぶん小樽〜新潟の直行便より運賃が安いとよかったんですけどね…(同額なんです…)
新潟上陸後は、名物の「イタリアン」を食べてから東の県境を越え、福島県会津地方へと向かいました。いよいよ本題のドライブコースについて書いていきます!
国道352号線
大内宿で念願の「ねぎそば」を食べるなどして会津を満喫したのち、福島県の左下にある檜枝岐村にやってきました。※別の記事で解説よてい
ここから国道352号線を通って、新潟県魚沼方面に抜けたいと思います。352号線の檜枝岐〜魚沼間は、俗に「酷」い「道」と書くほうの酷道です。どんなドライブが待ち受けているでしょうか。
檜枝岐の道の駅を出発し、小さな温泉街を抜けて少し走ると、早速センターラインが無くなって細い山道へと突入しました。
新潟県入ると、このような↓道路標識が頻繁に出現するようになります。
看板の先に待ち構えているのは、この光景です。
山の斜面にある沢の水が道路を横断して、そのまま崖下へと流れているのです。しかも、これで路線バスが通る国道だというのですから驚きです!
さらに進むと、奥只見湖が近いてきます。道が湖畔の山肌を縫うようにしてぐねぐねと左右に蛇行し、ハンドル操作が忙しくなってきました。相変わらずの狭い道幅、横から流れてくる沢の水、落ちたら湖へ真っ逆さまの断崖絶壁がドライバーにプレッシャーをかけてきます。これぞ酷道。たまりません(˶‾᷄ ⁻̫ ‾᷅˵)。
対向車来ないで…と神に祈りながらぐねぐね道を抜けると、銀山平と呼ばれる少しひらけた場所に出ました。ここからは、このドライブ第2の目的である道へと入っていきます!
奥只見シルバーライン
会津から狭く険しい酷道352号線を走り続け、奥只見湖畔の銀山平までやってきました。ここから湖を堰き止めている「奥只見ダム」へと向かいます。
その過程で必ず通ることになるのが、タイトルにある前から走ってみたかった「奥只見シルバーライン」という道路です。
奥只見ダムの建設工事用として開通したこの道路は、全長22kmのうち18kmがトンネルで覆われているもぐらロードです。トンネルの内部はゴツゴツとした素掘りの壁面と、多湿により発生する濃霧の影響で異様な雰囲気になっています。外界の光が届かない穴ぐらの中はひんやりと冷たく、正直不気味な場所です。
私はコース中盤の銀山平からシルバーラインに突入し、一度魚沼側の入口まで戻ってから入口⇄奥只見ダムを往復したので、この不気味なトンネル群を実質1.5往復しました(^-^)。楽しかったですが、これだけで50kmも走行しているんですね…ゴクリ
YouTubeに入口→奥只見ダムの車載動画をUPしてますので、よろしければドゾ↓
トンネルを抜けた先には広い駐車場があり、レイクハウスとダムのてっぺんまで登ることができるスロープカー乗り場がありました。今回はパスしましたが、奥只見湖上では遊覧船も運航されているみたいです。
奥只見は名前に「奥」とつくだけあって到達難易度が高く、秘境・僻地感満載の過酷ドライブでした。
一直線で走りやすい北海道の快走路も気持ちがいいですが、たまにはジグザグ山道を走るのも新鮮な感覚です。内地の酷道走破がクセになったら、今度は四国とか攻めてみようかな………?
🚗三(おわり)
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