線を引くこと。
身も蓋もないかもしれないけど、
僕たちはセラピストとしてあなたのそばにいる。
あなたの身体をほぐして、性を満たし、心を潤す。
セラピストはそういうものだと、そうあるものと僕は思っています。
日常の中の非日常。
日々の中の楽しみ、彩り、活力、栄養剤。
決して時間を作ることは容易くなくて、
共に過ごす時間はあなたが作ってくれて、その中身は僕とあなたで作り上げるもの。
そのために僕たちは、
見つけてもらい、選んでもらい、また会いたいと思ってもらえる努力をする。
ポストをみるタイミングや、
あなたの心境、環境、状況。
僕たちの発信。
色んな偶然が重なって、手を取り合っている。
セラピストがたくさんいる中で、
選んでもらえた感謝がある。
会えることは当たり前じゃない。
僕だけに限らず、セラピストはいつか辞める日がくる。
いつ「またね」がなくなるかもわからない。
1回1回の時間が貴重で、大切で、ありがたいもの。
その中で、気持ちをぶつけ合うことが悪いこととは言わない。
ぶつけ合うことで生まれる絆もきっとある。
でも、
DMが遅い、短い
日にちが合わない
店のシステムが気に食わない
なんて、どうしようもないことを不満に思うことは違う。
距離感をバグらせるほど日常の中においてしまって、「苦しむ」「もやる」のは違う。
最初は何でも楽しかったはず。
連絡が来るだけで。
タイミングが合っただけで。
ポストがあがっているだけで。
「その時」を楽しめていたはず。
連絡が来ない、少ないことにもやりだした。
日にちが合わないことを不満に思いだした。
ポストがあがってる…のに、連絡がないとか。
あなたが選んだセラピストとの時間が、楽しめなくなっているとしたら。
(セラピスト側が中途半端な場合もあるから一方的に言うわけじゃないよ)
ここはあなたが幸せに過ごす場所。
幸せという文字は、一本の線を取ると辛いになる。
逆にいえば、辛いという文字は、一本の線を足すと幸せになる。
この一本の線が大切。
この一本の線が、ここでは「距離感」なんだと思う。
故意的にその距離感をバグらせるセラピストもいるけれど。
あなたもどこかで…
連絡があること、会えること、関わっていられること、セラピストがしてくれること、言ってくれることが当たり前になったりしてない?
あなたの中にもちゃんと、一本の線を引けていたなら。
あなたの文字は、幸、辛どっち?
線を引くも足すも、あなたの捉え方、考え方で変えられる。
1度立ち止まって、深呼吸してみるのもいいかもね。
せっかく出会えた2人だからこそ、
限られているからこそ、素敵な時間を一緒に過ごせたらいいなと思う。