がらくた箱の中身を使って
私には「肩書き」と呼べるものがありません。
色々なものに手を出して、仕事にできるような技量が身に付かないまますぐに飽きるようなことが何度も続いて来ました。
一番最初に始めて、そして最もなりたかったのが漫画家。
小学校二年生の頃に買ってもらった「漫画の描き方」これが私の始まりの本なのかも。
「ドラえもん」みたいな漫画を描くんだ!!
と、意気込んでいたあの頃。小4で付けペンを買ったなあ。
腕を痛めているので今はあまり力のいらないミリペンですけど。
そして二十代半ばまで頑張ってこの画力なので諦めました……。
稀にtwitterに4コマを投稿するのみ。
でもまあ、アイコン、ヘッダー、お礼メッセージの絵が、下手なりにも描けているから役に立っているのかな?
手芸だとビーズ、ミシン、ステンシル、今はレジンが多い。
腕が痛みやすい、疲れやすいので販売出来るほど作れない……。
占星術に手を出しても、人にアドバイス出来るほどではなく、芸能人のホロスコープを出しては「こんな感じかなあ?」を時々やるだけ。
ど田舎なのに自分でネイルをするのが好き。ジェルではなく、扱いやすく落としやすいポリッシュ。
信じられないだろ?当時42歳の爪なんだぜ、これ……。
(接着剤丸見え)
そういえば漫画が駄目なら小説を書こう!
なんて思って、ロクに小説も読まないのに書いていたこともある……。
投稿出来るくらいのページ数も書けずにこれもやめる。
だから文章はとりあえずこうやって書けているのかも。
器用さにはまあまあ自信があるものの、一つに集中出来なかったため、色々なものが中途半端で終わってしまっています。
飛びついてはすぐにやめたもの、もっとあります。
私の中のがらくた箱には、仕事や収入に繋がることなく中途半端に終わったものがいっぱい!
でもある時ふっ、と、
「これら全部かき集めたら何かちゃんとしたものが一つ出来るかもしれない」
そして思い出した曲がポルノグラフィティの「ギフト」
箱の中身で何が出来上がるだろう?
ずっと何か「出力」したいとモヤモヤしながら色々なものにゆる〜く手を出しては止め、を繰り返しているうちにコロナ禍がやって来ます。
その閉塞感が始まったあたりに話題になったのが、twitter上での芸人さんたちの「ギャグつなぎ」。
この歳になると特に誰も羨むこともなくなったけど、この話題を見たときに、
「羨ましい!!」
ああ、そうか、私が一番羨ましいと思うのはこういう状況でも人を楽しませる能力を持った人だ!!
そしてtwitterアカウントを初めて作って4コマ漫画を投稿してみるも、描くペースは遅い、全然見てもらえていない……。
まあ、絵があれなので……。
そして次は文章を書こうかと、また気が変わり、思い出したのは同じくコロナ禍の始まりあたりに「リモート漫才」と検索をかけたら、EXITのりんたろー。さんが書いた「コロナ漫才」の記事が出て来て、情報番組で紹介されていて気になっていたので開いて、そこで初めて知ったnoteの存在。
ネタが作られる過程は結構好物なのと、田舎住まいの私には実感出来ていなかった鬼気迫る状況を感情のままに書かれていたのが印象的で、その次の記事で笑って、それから更新される度に私のGoogleのDiscoverに表示されるようになって、あの緊張感が高まっていた時期の楽しみの一つなっていました。(現在はファンクラブのブログに移行しているみたいです)
読みながら、
「なんだか使いやすそうなSNSだなあ、いつか自分の身の上話とか書きたいから、その時はこれで書こうかなあ」
自分よりも年下の人から影響を受けることには抵抗ないので。
まず、書きたいこと……。これしかない!!
私の中には、がらくただけではなく大きな「財産」もあります。
それが「子供の頃にドラえもんを夢中で読み込んだ記憶」です。
しばらく「ドラえもん」について書いていこうと思います。
まず、私の「宝箱」を開けます。
更新頻度は遅いですが、よろしくお願いします。