お酒は友達!~アウェイのあの地で嗜みたい地酒と肴~【Short letter】
酒と肴と私~なれそめから今まで~
某サッカー漫画の主人公は言いました。「ボールは友達!」と。そう、サッカープレイヤーにとってボールとは、どんな時もそばにいる、欠かすことのできない存在なのだと思います。
では、旅を愛する大人にとっての「友達」とはなんでしょう。
美しい自然や見たことのない街の風景、そしてその土地のグルメや住む人の息づかいを感じること、そしてそれを写真におさめること.....などなど、旅をするからには欠かすことのできない要素が、人それぞれにあるのではないでしょうか。
私にとっても同様で、きれいな景色も、おいしいごはんも、ゆったり入る温泉も大好物です。しかしそれと同じくらい大好きなものがあります。それは、「その土地のお酒とつまみを現地で嗜むこと」です。
いつからこんなにお酒が好きになったのでしょうか。両親共にお酒がとても弱く、実家では「大人がお酒を飲む光景」というものを見ることはほとんどありませんでした。
しかし幼少期から誰に教わったわけでもなく、枝豆や貝ひも、スルメ、チータラ、漬け物など、つまみに最適な食べ物を好み、周囲から「この子はひょっとしたらひょっとするのでは?」と、しばしば噂をされていたのです。
そして周囲の予想が見事に的中し、適齢期以降すくすくとお酒に対する経験値を上げていった私は、立派なお酒好きの30代に仕上がりました。ちなみに遺伝子もどこからもらってきたやら、お酒の種類によってはそれなりの量を嗜めます。
ちなみに「お酒の種類による」とお伝えしたのには理由があり、ウイスキーや焼酎などのいわゆる「蒸留酒」はそれなりに飲めるのですが、ビールや日本酒などの「醸造酒」にはめっきり弱く......。特に日本酒は私の中で「ポンコツ製造機」と二つ名を与えるほどには破壊力が抜群の存在です。美味しくいただくのですが、調子に乗って飲みすぎると、怪盗ルパンよろしく漏れなく記憶を連れ去られる。そんなニクイ奴なのです。
そして緊急事態宣言が明けた今、日本酒への憧憬も踏まえて「アウェイのあの地で嗜みたい、地酒と肴」について、独断と偏見でご紹介をしたいと思います!
※なおご紹介する場所については、私が行きたい順となっておりますので、予めご承知おきいただけますと大変幸いです。
サッカーと地酒を求めて三千里
1.奈良県
J1クラブのサポーターがいきなり奈良?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
これには理由があって、松本山雅に所属していた頃から敬愛する飯田真輝選手が奈良クラブにいることや、私自身のルーツが奈良にあることから、奈良に今一度じっくり訪問したい気持ちで溢れているのです!
奈良で私が狙う地酒はこちら!
千代酒造 「篠峯」
我が家のルーツである御所市にある酒蔵でつくられた逸品。フルーティな香りもありながら、酸味のあるフルボディの味わいは、「日本酒を飲んでるー!」と感じさせてくれること間違いなし。
そんな篠峯のお供にしたいのは「柿の白和え」。
奈良は柿の名産地らしいのですが、爽やかな柿と白和えのまろやかさは、絶対に篠峯と素敵なハーモニーを奏でてくれるはず......!
2.高知県
先日の記事でも、徳島ヴォルティスの昇格をきっかけに「四国に行きたい!」と叫んでいた私ですが、無事に訪問できた暁には、ぜひ高知でお酒を飲みたいと思っています。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、高知には「献杯」「返杯」という、ざっくり言うとお酒の永久ルーティンのような文化があり、酒豪が多いことでも知られているかと思います。
そんな高知で飲みたいお酒はこちら!
濵川商店 美丈夫
「美男子」と同義の「美丈夫」ですが、飲み口も美男子を思わせるキリっとした辛口と、エレガントさが両立しているとのこと。イケメンに酔わせていただけるなんて素敵ですね......!
私が愛する川崎フロンターレと、徳島ヴォルティスとの対戦は9月に予定しているので、訪問が叶えばこちらのお写真の「秋上がり」がきっといただけるはず!
ちなみに肴には、とってもベタですが鰹のたたきをチョイスしたいです。
あなたさえいてくれれば、他に何もいらない......!なんてね。ふふ。
ちなみに日本酒と言っておきながら番外編ですが、徳島のすだち酎が個人的に大好きなので、見かけた方はぜひ飲んでみていただけると嬉しいです!飲みやすすぎて、ボトルが一瞬でなくなる魔力をはらんでいます。
3.大分県
去年トリニータとの対戦を楽しみにし、飛行機やら諸々の予約をしていたのにも関わらず、コロナの流行により幻となった大分遠征ですが。
今年こそはリベンジで行きたい!と今から息巻いております。
そんな大分ですが、二階堂を始めとした、焼酎のイメージが強いのではないかなと思います。そんな中で推したい地酒はこちらです!
中野酒造 ちえびじん
たおやかで聡明な女性を思わせるパッケージとネーミングですが、やはりその名にふさわしく、フルーティでまろやかな口当たりが特徴とのこと。そんなびじんに、私もなりたいものです。
そしてちえびじんにぜひとも合わせたいのは、「うるか」です!
鮎の塩辛であるうるかですが、想像しただけで口の中が洪水を起こすほどのうまみが濃縮されています。塩気の効いたうるかがちえびじんのまろやかさにふわっと包まれて......。あー、絶対に飲みすぎるやつや。危ない危ない。
絶対的な黄金ペアが待ち構える大分に、今から思いを馳せています。
さいごに
ここまで欲望のままに書き散らかし、一滴も飲まぬうちにいい気分になってしまった今日この頃ですが、あなたの行きたい場所、そして飲みたいお酒はありますでしょうか。
美味しいお酒の情報は24時間365日募集しているので、ぜひお寄せいただけると嬉しいです!
それではまた会う日まで!ちゃお!!
ここから先は
OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌
サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?