LINE買い物アプリで買い忘れを撲滅してみました。
はじめに
こんにちは、asukaです。
本日は「買い忘れを防ぐためのLINEアプリ」について書いていきます。
前回の英語復習アプリと仕様はほとんど同じです。
まだそちらの記事を見ていない方はぜひご一読ください。
なぜ作ったのか
まず、これを作りたいと思ったきっかけから話していきます。
端的に言うと、
「買い忘れが酷すぎて、これを未然に防止したくなったから」
です。
皆さんもご経験があるかとは思いますが、冷蔵庫を開けた時に、
「あ、醤油切れているから買わないと!」と思ったは良いものの、
仕事したり遊んでいたりした後には綺麗さっぱり忘れてしまっている・・・なんてことはありませんか?
私はそのタチでして、家にいる時にはトイレットペーパーを買わなきゃ、と思っていても、帰宅途中の買い物の際にはすっかり忘れてしまい、
帰宅してからわざわざトイレットペーパーのためだけに買い物に行く・・・
ということが頻繁にありました。
正直いって二度手間ですし、気分が下がってしまいますよね。
だからこそ、買い忘れを完全に撲滅する仕組みを作ろう!と
思い立ったわけです(英語学習の時と同じですよね)。
何を作ったのか
作ったのは、LINEアプリです。
アプリといっても一から作ったわけではなく、
LINEが提供しているサービスを組み合わせて作った、
いわゆるローコードのアプリです。
このラインアプリの機能は以下の通りです。
買い物リストへの登録
買い物リストのリマインド
買い物完了報告(という名のリストの削除)
実にシンプルです。3つの機能しかありません!
でもこれだけで課題を解決するには十分なのです。
買い物に関する時間軸を用いて、順に整理していきます。
買い物の第一ステップは、家で必要なものを発見するところからですよね。このステップで活躍するのは1の「買い物リストへの登録」機能です。
例えば夜に冷蔵庫を開けてみて、醤油が切れていたとしましょう。
その時、頭には強烈に「醤油買わなきゃ!」という印象がありますよね。
これが消滅しないように、すかさずメモしてしまいます。
LINEを開き、「買い物リスト」のトークルームを選択します。
こちらのアプリではリッチメニュー(公式LINEによく用いられている、
タップするとアクションが発生するアレです)を設定しています。
そちらの中から右上の「Add」を選択します。
すると自動的に「買い物リストに追加する」という文章が発信され、
続けて下の画像のようなフォーマットの指示が送信されます。
こちらの指示に従い、「醤油を追加」とだけメッセージを送信します。
その後、自動的に「買い物リストに醤油を追加しました」という
メッセージが送信されていれば成功です!
LINEしか用いていないので、
スマホで気軽にメモできてしまうのがポイント。
「醤油買わなきゃ!」という強い印象を、
すかさずテクノロジーを用いて記録してしまいましょう。
また、リッチメニューの左上の「Check」をタップすると、
自動的に「買い物リストを閲覧する」というメッセージが発信され、
現在登録されているリストを確認することができます。
確かに、醤油がリストに追加されていることが確認できます。
続いてのステップは実際に買い物をする、ですね。
しかし、LINEにメモをしたとはいえ、睡眠や仕事を経て、
すっかり頭の中からは醤油のことは消え去っているものです。
LINEにメモしたとはいえ、
これでは単に紙にメモをしておいたのと何も変わりません。
しかし、このステップでこちらのアプリが真価を発揮するのです!
そう、2の「買い物リストのリマインド」機能です。
こちらの機能を使用すれば、勝手にLINEが通知を飛ばしてくれます。
この通知を見ることで、「醤油買わないと!」と思い出すことができます。完全に受動的に通知を受け取るだけですので、
記憶しておく必要なんて一切ありません。
ちなみに私は買い物が想定される時間帯、
つまり11:00台と18:00台に、このリマインド機能を設定しています。
ですので帰宅するころ、スマホで友達から連絡やニュースを確認するのと
同じような感覚で、買い物しなければならないものを思い出し、
直後の買い物で確実に欲しいものを入手することが可能になるのです!
最後のステップは買い物が完了した後の買い物報告です。
このステップでは、3の「買い物完了報告」機能を使用します。
醤油を見事買うことができたら、再びLINEを開き、
今度はリッチメニューの左下の「Report」をタップします。
すると自動的に買い物リストが再送されてきます。
今回はリストの商品がそれぞれタップできるようになっています。
「醤油」をタップすることで、
自動的に買い物リストから醤油が削除されるようになっています。
「ありがとうございます!醤油の購入報告が完了しました!」という
メッセージが来たら成功です。
これでメモから醤油を消去することができました。
私はマネーフォワードで家計簿管理をしているので、
買い物の後は基本的にスマホを開きます。
そのついでにLINEでの報告も行なってしまっているような感じですね。
どう作ったのか
今回使用したツールは以下になります。実にシンプルな作りです。
Notion(買い物リストのデータ蓄積用)
GAS(Google App Script)
LINEデベロッパーツール
各種API
Notion API
LINE Message API
パワポ(リッチメニュー画像作成用)
上で登場しなかったツールについて簡単に説明します。
まずNotionでは買い物リストのデータベースを作成しています。
こちらをNotion APIで操作し、買い物の完了、未了等を把握しています。
そしてGASは、これらの一連の流れを自動化するための
プログラミング言語になります。
初心者でも簡単に実装できるのでおすすめです。
LINEデベロッパーツールは、LINEが提供しているもので、
エンジニアでなくとも簡単にウェブ上でLINEアプリの諸々の設定が
できてしまうツールです。
なお、最初のリッチメニューの画像をご覧になって、右下の「Reference」をタップするとどうなるのか?と気になった方もいるかと思います。
これは商品ごとに価格を比較して、
一番安い近くの店を検索できる機能です。
実はこれ、お蔵入りした機能です・・・
流石にいちいち商品の価格を登録するのが面倒でやめました・・・
こういうところは詰めが甘いなあってつくづく感じます笑
実際に使ってみての感想・改善点
では最後に使用感や改善点について述べたいと思います。
ズバリ使用感はかなり良好です!
買い物の時間帯にリマインドしてくれるので、
買い忘れは一切なくなりました。特に不満な点もありません。
これに関してはかなり自信作になりましたね(Referenceを除き・・・)。
余談ですが、他の人にも好評でして、
友人のお母さんのために同様のアプリを制作することもしました。
また、これらの技術を応用して、
クラウドソーシングサイトでLINEアプリ制作を受注したこともあります!
トータル10万円ほどを自分で稼ぐことができました!
大学生にとって10万円って結構な大金ですからね、
すごく嬉しかったことを覚えています。
自分のスキルを売ることで対価を得ることができた初めての経験でした。
話が完全に逸れてしまいましたね。すみません🙏
本日はここまでです。ご覧くださりありがとうございました!