歯周病を予防して腎不全の進行を抑える:⑩オーラバイオと⑪わんにゃんぬーる
歯周病菌が口内環境の悪化だけでなく、全身の健康状態を悪化させるということが最近分かってきました。特に腎不全との相関も高く、若くて健康なうちからねこさんのデンタルケアを行うことがとても大事です。「ステージが中等度から重度の歯周病があると、慢性腎臓病になるリスクが1.5倍になるという報告があります。」とのこと。
ねこさんの歯磨きは難しいですよね。幸いうちでは子猫のうちから毎晩歯磨きを行っていて、コマさんもじろちゃんも可能ではありますが、やはり段々歯石も付いてきていますし、上の歯は磨けても下の歯は磨くのが難しいです。コマさんは子猫のころから歯肉に炎症が起こりやすいので完璧にケアしているとはとても言えません。
じろちゃんの歯磨き動画をインスタに上げていますので、参考までにご紹介しますね。
ねこさんの場合歯磨き粉は吐き出せず飲み込んでしまうので、なるべく安心安全な成分の物を使ってあげるのが良いのではないかと思います。現在うちで使っているのはオーラバイオ。
100%食品成分で出来ていて液状で口腔内に広がりやすいので、歯磨き出来なくてもとにかく歯肉に塗り付けるだけでも効果はあるかと思います。酵素やナイシンAという乳酸菌由来の抗菌成分も配合されています。ビーフエキスとありますが、アレルゲンにはならないとのことで、牛肉アレルギーのコマさんも問題無く使っています。効果も中々良い感じで、コマさんもじろちゃんも口腔環境は悪化せず現状維持な感じです。オーラバイオの歯ブラシも非常に使いやすくてオススメ。
その他おすすめの歯磨き粉としては同じくナイシンA配合のオーラルピース。
あとはエリスリトールよりバイオフィルム(ネバネバ)の形成抑制効果が高いとのことで、サイクロデキストラン CIが配合されている、イキイキデンタル。こちらはコマさんの歯磨きの仕上げに歯肉に塗るようにして使っています。
歯磨きがどうしても難しい場合は、口腔ケア用の乳酸菌を使うという手もあります。うちでもわんにゃんぬーるというケフィア菌を使っています。これは展示会でたまたま見て良さそうだなと取り入れてみたのですが、お口にもお腹にも良いのと、コマさんの歯肉の炎症が収まってきたので定期購入するようになりました。一包をコマさんとじろちゃんで毎晩半分ずつ分けて使っています。じろちゃんもこの乳酸菌はお腹ぴーぴーになりません。
以前にご紹介したケストースとバイオノーマライザーを水に溶かした腸活水にこちらも加えて歯磨きの仕上げに飲ませています。
口腔用乳酸菌だとプロバイオデンタルが一番有名でしょうか。うちでもかなり長期間使っていました。こちらもオススメです。
ねこさんのデンタルケアは難しいですが、だからと言って何もしないのは腎不全だけでなく全身の様々な疾患の危険因子を高めることになりますので、少しずつ出来ることからやってみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?