デトックス力を上げる:③ホモトキシコロジー
猫の腎不全治療にも西洋医療、漢方、代替医療などの選択肢がありますが、ホモトキシコロジーは代替医療に分類されるものです。ホメオパシーはある程度認知が広がっていると思うのですが、ホモトキシコロジーはまだまだ知名度も低く、行っている病院も少ないのが現状。ですが、このホモトキシコロジー、猫の腎不全には特によく効くということで少しずつ扱う動物病院も増えつつあるようです。
簡単に説明するとホモトキシコロジーはホメオパシーの混合レメディになります。詳しい説明はコマさんも通院している動物病院のサイトが分かりやすいかな。
もっと詳細な説明だとこちらも。
腎不全になると体の老廃物を上手く対外に排出できなくなり、症状が進んでいきます。そもそもねこさんはAIMが上手く働かないので、デトックスする力が低い生き物なんですよね。ホモトキシコロジーは体のデトックスを手助けしてくれる治療法なのだと思います。
ホメオパシーについては色々考え方もあるかと思うのですが、コマさんに使った体感として体が楽になって、その結果として腎機能も向上するようです。コマさんは1週間分の数種類のホモトキシコロジーの混合剤を、朝晩1ミリ程度経口で摂取しています。ごはんに混ぜてもOK。服薬の難しいねこさんでもこれなら可能なのではないかと思います。味もほんのりしょっぱいくらいです。あとは通院して注射を打ったり、皮下点滴にホモトキシコロジーを混ぜて体に入れることもできます。
腎不全の治療にはSUC療法という基本治療がホモトキシコロジーでは確立されています。
S:Solidado compositum(腎臓の解毒補助)
U:Ubichinon compositum(ミトコンドリアの補助)
C:Coenzyme compositium(慢性病の補助)
この頭文字を取ってSUCなんですね。コエンザイムとかユビキノンとか、やっぱりここでもミトコンドリアに関連する名前が出て来ますね。この3種類のホモトキシコロジーを基本に、必要があれば他のホモトキシコロジーも混ぜることができます。コマさんも胃腸系のNux vomicaや豚の腎臓ホメオパシーのRensuis、肝臓の解毒を助けるHepar compositiumなどを追加しています。あとはReneelという腎臓用のホモトキシコロジータブレットも飲ませています。
ホモトキシコロジーの薬剤の詳しい説明については有料記事ですが以下がとても参考になるのでオススメです。
最初はなるべく近所でホモトキシコロジーを取り扱っている動物病院を探して、先生と相談しながら使うホモトキシコロジーや投与方法を選ぶのがオススメです。うちも徒歩数分のところに取扱い病院があって助かっています。特にどうしても泊まりで家を空けなければいけないときなどは、念のためホモトキシコロジーを入れた皮下点滴をやっていただくようにしています。ただ、まだまだホモトキシコロジーを扱っている動物病院が少ないのも現状。そういうときは、リモート診療で診察後ホモトキシコロジーを送ってくださる動物病院もあるようですので、取扱い病院に問い合わせてみるといいかもですね(上のリンクで貼ったプレマ動物病院さんもリモート診療をやっているようです)。
費用は病院によっても違うのですが、3種類の経口摂取で一か月分1万円くらいからでしょうか。ドイツのものなので、これも円安で値上がりしつつあります。私はもう使うものが決まっているので個人輸入していて、一か月8000円くらいに収まっています。
体に負担がほとんど無く、それでも体が楽になってねこさんのQOLが改善するホモトキシコロジーは猫腎不全のどのステージでも使えて、個人的には本当にオススメの治療法です。
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