逆噴射小説大賞2023ライナーノーツ

今年もやってまいりました逆噴射小説大賞。

今年も開始早々に二作をブッパしてやりましたぞ。

それじゃあ早速始めていきますか。

1作目 時効X年

 前回のライナーノーツの予告通りちまちま進めていた作品。自分の作品の傾向として「〇〇に〇〇をぶち込んだら/〇〇したら面白いことになるやろなぁ~が最初にあってそこから肉付けしている」があるが、これもその傾向に溢れた作品。
 「昭和の時代にQRコード刻まれた死体が現れたら面白いことになるやろなぁ~」という思い付きで始めた作品。前回が終わったあとからチマチマと固めていた。

 自分が作品を書く時は深く考えずに感覚的に書き上げるのが常。舞台を昭和の中でなぜ戦後早々にしたのかもフワッとこれぐらいの時期かなぁ~登場人物はある程度の会話量を出すために二人で性格はこんな感じかなぁ~でふわっふわの仕上がり。そして書きあがった初期案を元に、800字という制限があるから必要な情報の取捨選択を行い勢い、ドライブ感を演出。

 で、今作の最大の特徴とも言えるあの挿絵。逆噴射小説大賞で挿絵は特に評価の対象ではないが、あの挿絵があることにより独特な読み味になってくれるだろうなぁ~という考えのもとに描いてみた。残念ながらいくつかのAIを用いて求める画像を生成しようと試みたが、死体というワードでストップがかかるので自分でペイントソフトを使って描くに至った。自分で言うのもアレだが海外のフリーホラーゲームのイラストみてぇだ。画面右下の瓦礫から怪物が飛び出して一撃死させてくるやつ。

 最後に、毎年の如く最後までの設定はできてはいるが続きは書かないので、これから続いた場合に出てくる言葉を書いて一作目の解説を終わらせていただく。

俺は産まれた瞬間から伝説だった。


2作目 タマアリタマナシタマカケタマヌキノホシ

 前回の逆噴射小説大賞が終わり、一作目のふわっふわの構想を固めて書いてしばらく経った後、2作目をどうすっぺなぁ~と考えていた年の終わり辺り、パルプアドベントカレンダー2022の飛び入りを書いている時に思い出す。

そういえば去年の飛び入りは寄生虫ネタやったなぁ…

それなりに評判も良かったしなぁ…

せや!寄生虫ネタでもう一本狙うか!

という流れで2作目を寄生虫ネタにしよう!になった。

 で、まずは序のあたり。まずここで明らかに異常なあれこれを詰め込んだ。ここで一気に話に引き込む。ドライブ感だ。

 次に1の話。ここも上記で書いたようにふわっふわ脳内プロットを元に書き上げ取捨選択を行う。吐瀉物云々のあたり、実はもっと失禁だのなんだのもっと汚いアレだったけど文字数を割いてまでそこまでやらんでもいいなぁになって大分汚さを抑えた仕上がりに。

 それで、時効X年と違いこちらの序と1にはあえて年代は書かなかった。地続きであることはわかれども、いつの話かは分からないサスペンスやミステリー小説の最初のアレである。

 反省点を述べるならば、小説のタグ付けである。今後の展開を書いてしまったあれ。そうです、これ続いたらヒロインと出会ったりするあれです。それをヒロインも出てないのにタグにボーイミーツガールミーツパラサイト書きました。ハイ。詐欺に片足突っ込んでます。はい。
 あと、こっちはいいAI画像を作ることができなかったのが心残り。どこを抜き出して作るのか?抜き出すものが無かったら何の画像を作るか?それが思い浮かばず画像なしに仕上がった。

 あとこれは裏話というか、書かないが今後続いたらどうなるかの話なんだけど…噓みたいだろ…?因習的な感じとかホラーとかそんな感じ出しながらコイツ、このあとロックマンとかX、ロックマンゼロ的展開になるんだぜ…?8ボス倒したりワイリーステージとか突破してラスボス倒す感じになるんだぜ…?

最後に

 まあ今回も恐らく最高でも1次突破が限界やろう。他の人らはしっかり考えて書いてるのに自分は感覚で書いてるし。まあ勝ちたいよりかは楽しいの気分で書いてるからええが。
 そして俺は既に来年に向けてネタをいくつか考えふわっふわ脳内プロットを形作り始めている。来年は今年とはまた別な感じの作品をお披露目することになるだろう。

おわり!