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アラフィフ看護師、転職する
今月から新しい職場(訪問看護ステーション)で働いています。
過去の転職と比べて、新しいことが中々覚えられなかったり、疲れを感じやすくなっていて、「歳をとったなぁ」と感じます。
でも歳を重ねたからこそ、わからないこと、不安なこと、それってどうなの?ということを周りに発信できるようになったのかも…と感じています。
どうせ看護師をするなら、楽しくやり甲斐を持って働きたいですよね。
そこで今回はアラフィフ看護師が転職後のリアリティショックをどう乗り越えていったら良いかを考えていこうと思います。
「こんなはずじゃなかったのに」の繰り返し
リアリティショックという言葉をご存知でしょうか?
多くの看護師が、看護学生から看護師になった時に感じるアレです。
看護学生の時は1人の患者さんに向き合えたのに、勤務するようになったら業務を回すのに精一杯で向き合えない。
一度見学した手技を「次からは自分でやるの⁉︎」と戸惑ったり。
激務すぎて帰宅が0時になる(私の最高?記録です)とか。
ずいぶんと思っていたのと違うなぁ、と。
そして激務で転職をしても、また激務。
もしくは教育体制が整っていない。
職員間の人間関係がよろしくない。
といった転職にリアリティショックはつき物だと思っています。
経験があるからこそのプレッシャー
中途採用は即戦力として求められているのでしょうが、私の場合未経験のジャンルに飛び込むことがあり、一から学ぶ、覚えるということもあります。
特に前職は訪問看護も精神科も初めてだったので、最初の1年半くらいは、わからないことがわからない状態で働いていました。
今回は訪問看護ではあるけれど、利用されている方の年齢の幅が広く、神経系の疾患を持つ方が多いのですが、看護師としては未経験なことが多いので、毎日「大丈夫かな」「これで合っているのかな」と不安が強い状況です。
ただ周りの方々は経験がある看護師として見ているので、プレッシャーとして感じることもあります。
「もっと若ければもっと動けたんだろうか、もっと早く覚えられたんだろうか…」と思うこともあります。
経験も大切だけど、今の感覚はもっと大切
過去と比べて体力は落ち、頭は硬くなり、ゴリゴリと働くことはできません。
でも経験があるからこそ気づくことはたくさんあるし、アセスメントのパターンも持っている。おばちゃんだからこそのコミュニケーションスキルもある。
経験は大切です。
ただ私も利用者さんも今を生きている。
実際に相手に見て触れて感じて聴いて、私は何を感じるのか。
波長は合わせられているのか。
見えるものも見えないものも、どちらもマルっと把握することが、より大切だと思います。
自分の決めたことに○(マル)をしよう
看護師として頑張っても、「なんでこんな職場に来てしまったんだろう」、という場合もあります。
人間関係があまり良くないとか、勤務時間が長いことが理由としては大きいかもしれません。
辛い時に頑張る必要はないですし、健康を損なう可能性があるのなら早めに離れるほうが良いです。
そこまでには至らないけど辛い時。
これは成長の機会なんだと思います。
看護の対象となる方は生まれてから死ぬまで。
病気の有無に関わらず看護が必要な方はいる。
今回の職場は、看護師としてより広い範囲の対象の方に看護を提供したい!との思いがあって選んだのかもしれないなぁと思います。
もしかしたら大変な思いも実はしたいのかもしれないですし。
何にせよ、自分が意識的、無意識的に決めたことに一旦○(マル)をしてみると、今の辛い状況に対する見方が変わるかもしれません。
おわりに
人生という物語りは、紆余曲折があった方が楽しいかもしれません。
自分の思いに応えて行動すれば、死ぬ間際に、「やり残した」と後悔するより、「やってやったぜ!」と、きっと思えるでしょう。