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1つ終えて1週間

この2年、いや3年以上考えてきたことが1週間前に終わった。
終わったというか、終わらせて、継いでもらうことになった。
今その歴史を振り返ってまとめて、いろんな人にありがとうしてって途中で完全に終わってはいないんだけど、いやだからか、とにかく心がふわふわしていて、動かなくなりかけそう。だからここに書いて整理しようと思う。

今度ちゃんとそれ自体に対しては書きたいと思うけど、とりあえず今の気持ち。終えて1週間経った気持ち。

正直あっさり終わったなーって思う気持ちは直後から変わっていない。
あんなに苦しくて怖くてでも大切で、そんなものだったから、終わったんだ、終わっちゃったんだってそんな感じ。
最後のときも、感慨深くなりつつ、でも相変わらずちょっと営業スイッチみたいなの入ってるから、人に声かけて、ちゃんと自分がかけたところは見て、だからよくわからないけどでも。これ書きながらその日のこと思い出すと、今まで出会ってきた人たちがいいね、よかったねって声をかけてくれて、ふっと入ってきてくれた名前も顔も知らなかった人たちがこの世界に入り込んで来てくれてまた知らないところで繋がっていってくれて、出会ってくれて。もっと俯瞰で見たかったって思うけど私はその日を楽しむことが使命だったから、いやもう主観すぎるからそれは無理な話で、改めて景色を思い浮かべ直すとすごいことをしたんだなって。
今までは私とその人とか見える範囲の話だったのが、本当に最後にそれを越えて、人と人が交わるきっかけを生むような空間を創ったんだと。

こんな感覚をもっと早く知っていたらもっと楽しめていたのだろうか、創ろうと思えていたのだろうか。正直、まだ創ってみたいと思わなくもない。こんなすごいことってない。
きっと本当は出会わなかったであろう人と人がちょっと心すら通わせられるような場所。なにかが劇的に変わる訳ではないけど、ふわっとあたたかくなって日常に少し彩りが加えられる感覚。

こうやって書くことで自分をなぐさめようとしているのかと思うと苦しくなるけど、それも半分ででもちゃんと本音。
創れてよかった。幸せだった。でも苦しかった。
いつからか、最初からか、正解を探し続け、もがいてもがいて、幾度となく涙を流した夜を越えて、やっとたどり着いたたぶん1つの答え。
その答えは、すごい脆くてきっとすぐ消えていっちゃうけど、きっと多くの人は通り過ぎて行っちゃうけど、でもきっと大切なもの。
この感覚にたどり着くまでものすごい時間がかかった、自信を持てるようになったと思ったらもう最後だった。いや、まだ本気の本気で自信が持てているのかはわからない。すっごいふわふわしていてまだ上手く伝えられなそうだし、すごい感覚的だけど、でもちゃんとある。

ただ大きいだけが正義じゃないこと、直接的になにかを解決することだけが正義じゃないことを、ちゃんと示せただろうか。
好きから始まる物語がどんなに美しいかを伝えられただろうか。

本当に苦しかった。しんどかった。でもここまで苦しんだから見えたものがあるような気がする。
苦しかったからもう無理。その気持ちはもう変わらない。もうこれ以上考えられない。自分だけのものじゃないから。
でもやっと自分が大切にしたいことを見つけられた気がするから、それを忘れないように。忘れずにいられるように。1つ1つを大切に、見失わずに生きる。


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