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アメリカンビスケットを作ってみる

アメリカのビスケット、どういうものかイメージは思い浮かびますか?

私の英語は、オーストラリア英語なので、ビスケットと言えばクッキーの事ですが、それではありません。私の日本語のビスケットのイメージだと、マリーのビスケットですが、それも違います。

アメリカのビスケット

アメリカのビスケットの話に戻りますが、アメリカのビスケットというのは、イメージ的にはイギリスのスコーンに似ていますが、ちょっと違います。日本に住む私が一番イメージしやすいのは、ケンタッキーフライドチキンのビスケット。外はクッキーのようにサクッとしていますが、中はふわっとパンのような感じで、シロップをかけて食べるとおいしい、あれです。スコーンは、もう少し全体的に固めで、合わせるものはクロテッドクリームやジャムですよね。

本場、アメリカ南部の味にしたくて、アメリカの英語のレシピを参考にして何度か作ってみたのですが、どうもうまくいかず、日本語のレシピも3つくらい試したのですが、どうしても固くなってしまい、求めているものができませんでした。いくつかのレシピの材料とやり方を参考にして調整し、日本にある材料でなんとか合格点をもらえるものが作れるようになったので、そのレシピを載せておこうと思います。

「アメリカンビスケット」と検索をすれば、簡単にできそうなレシピが動画付きでたくさん出てきます。料理が得意な方は、それで上手にできるのだと思いますが、私は料理が下手なのと、安いオーブンレンジを使っているというのもあり、なかなか成功しませんでした。

ということで、料理下手で日本の田舎に住んでいる私が、普通に日本のスーパーに売っている材料で、オーブントースターでもできた作り方をここに記録しておきます。料理上手な方やプロが読んだら何これ?と思うかもしれませんが、料理下手な人の忘備録と思って、優しい気持ちで見てください。

材料

一人暮らし用の小さなオーブンレンジやオーブントースターに入るくらいの分量の小さめ7〜8個分(2人で軽くティータイムや朝ごはんに食べるくらいの量)です。

● 薄力粉 100 g
● 砂糖 大さじ1/2
● ベーキングパウダー 大さじ1/2
● バター 30 g(有塩でOKです。よく冷やしておきます。)
● 牛乳 60 ml
○ 薄力粉(打ち粉) 少々
○ 牛乳(表面に塗るため) 少々

※ バターは、常温に戻さず、よく冷やしておきます。有塩でも無塩でもできます。バターが足りず、少しマーガリンにして作った時が意外とおいしかったので、バターが手に入らなければ、マーガリンでもいいのかもしれません。ショートニングを使うレシピもあり、試してみましたが、あまり好みの味ではなかったので、私は一番手に入りやすい有塩バターを使っています。材料が変わると、出来上がりのふわふわ感、サクサク感が変わるような気がしますが、いいバターを使ったとき、味は一番よかった気がします。

作り方

①材料と道具を用意します。

これ以外に、焼くときに使う、クッキングシートが必要です。オーブントースターなら、アルミホイルでも大丈夫です。

本当は丸い型がいいのですが、うちにハートしかないので、ハート使ってます。まっすぐなグラスがあれば、それでも大丈夫かと思います。ヘラは、ボールから生地を出すときに使うだけなので、なくても大丈夫です。泡立て器もなければなくても大丈夫です。

手で混ぜるときに、私は手にベタベタくっつくのが嫌なので、手袋も用意します。

外国の食べ物の割に砂糖が少ないのが◎バターも、恐怖のレベルではない気がします。私は家に白い砂糖がないので、あるもので代用しているので、茶色い砂糖です。バターは小さく切って、使う直前まで冷蔵庫に入れておきます。私は有塩バターを使いますが、無塩バター、マーガリン、ショートニングを使うレシピもあるので、そのあたりは好みかと思いますが、私は有塩のバターを使っています。強力粉を使っているレシピもあるので、それでも良いのかもしれませんが、私は薄力粉の方が好みです。

② 材料(粉類)を混ぜる。

最初に、薄力粉、砂糖、ベーキングパウダーをボウルに入れて泡立て器で混ぜます。粉類を粉ふるいにかけたりはしませんが、この3つをボウルに入れて、よく混ぜます。

私はこのあたりで、オーブンの予熱(190度)を始めます。

③ バターを入れて混ぜる

手で混ぜます。2枚目の写真のように、粉チーズみたいになるようにします。あまり温かい手でこねすぎない方がいいらしいです。

④ 牛乳を入れて混ぜる

牛乳を数回に分けて入れて混ぜます。これ、折りたたんで、型で抜けるの?というくらいベタベタですが、あまりこねすぎない方がいいそうです。英語のレシピの方がミルク多めで型で抜くのが無理、日本のレシピはミルク少なくてクッキーのように固い仕上がりだったので、あいだをとってこの分量で落ちつきました。

⑤ 生地を折りたたんでのばす

材料を混ぜ終えた段階では、かなりベタベタな感じなので、少し多めの打ち粉の上に出します。生地の上にも打ち粉をかけて伸ばします。

層を作るために、折りたたんで伸ばすのを10回ほど繰り返します。めん棒でのばすと書いてあるレシピが多いですが、これもまた、ベタベタくっつくのが嫌なので、私は手で広げます。めん棒をお持ちの方は、ぜひめん棒で。1.5 cmほどの厚さにします。
ここでも、あまり長くこねたりしない方がいいらしいです。ふくらまなくなるそうです。

⑥ 型で抜く

型で抜きます。私はハート形ですが、丸型の方が、本物のビスケットっぽいです。KFC風にしたい場合は、丸型で抜いた後、ペットボトルのキャップで真ん中を抜いて、ドーナツ型のようにするとよいそうです。

⑦ クッキングシートに乗せて牛乳を塗る

型抜きしたものをクッキングシートに乗せ、表面に牛乳を塗ります。

⑧ 焼く

190度で予熱したオーブンで15〜20分焼きます。オーブンによりますが、私は15分くらいの焼き具合が好きです。

オーブントースターで焼くときは、200度で20分焼きます。予熱はしなくても大丈夫です。焦げないように気をつけます。

⑨ できあがり

食べ方

私は、焼きたてのビスケットにメープルシロップをかけて食べるのが好きです。ダメだと思いながら、とまりません。

少し寝かせて翌日、20秒ほど電子レンジで温めると、ふわふわで美味しいというのをよく見るのですが、なぜか上手くいかないので、私は焼きたてで食べきれる量だけ作ります。電子レンジもうまく使えないとは、料理が下手にもほどがあります。。

そして、アメリカ南部では、ビスケットにはグレービーソースだそうです。

ローストビーフやプティンにかかっているグレービーソース、私はすごく苦手で、初めて聞いたとき、なぜ?と思いましたが、ここでいうグレービーソースは、ひき肉が入ったスパイスのきいたホワイトソースのようなソースで、これがすごく美味しい。なぜ今まで知らずに生きてきたんだろうと思ったくらい。

何度も言いますが、私は料理が下手なので、うまく作れる気が全くしていませんが、作れるようになったら、ここで報告します。

たまにスケールがない時があるので、カップや計量スプーンだけで作れるように、そのうち追記したいと思います。写真もきれいに撮れたら、更新します。

コロナ自粛中におうちで外国気分を出すために、日本(うちの近所)で買える材料で英語レシピの料理を作ることにハマっていたので、忘れないうちに、私でもできる日本で英語レシピで料理シリーズ、書いていきたいと思います。

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