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ジュニア担がAKB48のライブ行ってみた
はじめに
私の「アイドルオタク人生」は2022年から始まった。
最初に自分の意思で好きになった三次元アイドルが旧ジャニーズの、しかもジュニアグループの7 MEN 侍なのだから、人生はどう転がるか分からないものだ。それによってより旧ジャニーズの他のグループのライブにも行くようになり、村上さんや井ノ原さんのようなアラフォーアイドルにメロついてきた。また男のアイドルに限らず、2024年にはオタク友達に連れられてハロプロも履修し、西田さんにメロメロになって帰ってきた。
そしてたくさんのアイドルというものを実際に生で見た結果、こう思うようになったのだ。
「もっといろんなアイドル、見てみたほうが楽しいんじゃない?」と。
だから偶然SNSで目に入った布袋百椛ちゃんに何となく惹かれ、AKB48の公式Xをフォローし、流れるように近場のAKB48劇場公演に応募し、流れるように当選した。
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ちなみにAKB48劇場公演のチケットの価格は3800円。「ちょっとこの子の顔気になるし、当たったら行ってみようかな〜」で行くのにちょうど良すぎる値段である。むしろこの値段でちゃんと黒字運営できているのだろうか。
しかも女性・子供用枠なんかもある。全く劇場のイメージが湧かない私としては、「オールステンディングとかでデカい男性に囲まれたら何も見えないだろうしな〜」と思っていたので女性枠はすごくありがたかった。実際行ってみたら思っていたのとは違って、またびっくりしたんだけどね。
行くまで
1週間前くらいに公演の注意事項を確認して驚いた。
劇場には鞄は持ち込めないらしい。なんか、ロッカーに預けないといけないらしい。
ほんまかいなと思って知恵袋検索したら本当だった。貴重品とペンライトなど、必要なものだけ持って劇場に入るらしい。
しかも抽選?とかあるから早めに行ったほうがいいらしい。座席は入ってからは早いもの順?本人確認はかなりしっかりめ?
正直ジャニーズ(というか7 MEN 侍)の現場は結構無法地帯というか、まあ別に治安は良くないのでしっかりみっちりしてそうなAKB公演に慄いた。私は無事に入場して帰って来れるんだろうか?なんて思った。
当日
そして当日は早く行った方がいいというアドバイスを見て、大学の授業が終わった瞬間に電車に飛び乗って秋葉原に向かった。秋葉原駅から意外とオタクっぽい人が少ないなと思いつつドンキの8階に行くと、チケットを確認される。
8階の様子は、なんか意外と女性オタクが多くて安心〜という感じ。なんならジュニアの現場にいそうなダーリッチの服とか着た可愛い人もいる。ダーリッチ着てる人は8割ジャニーズ掛け持ちだと思う(偏見)
そして入り口でカゴをもらって、そこに劇場内に持ち込む荷物を入れる。大体みんなスマホ、身分証、ペンライト、うちわくらいしか入れていない。私はペンライトはネギラ(下画像参照)を使う予定だったが、明るさが心配でスタッフに聞いたら「この明るさなら大丈夫ですよ〜」と言われた。そのとき、今更ながら「AKBの現場でジャニーズジュニアのペンライト持ってたらはっ倒されないか?」と思った。
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そして本当に鞄は預けないといけなかった。200円(300円?)のコインロッカーがあったけど、私は現金を持ち合わせていなかったので、paypayで600円を払ってクローク(スタッフに預ける)に荷物を置いた。
18時ちょっと前くらいになるとみんなが整列し始めた。私は整理番号が立ててある場所に並ぶべきなのか、女性枠がちゃんとあるのか分からずスタッフに場所を聞いた。ちゃんと女性枠用の列があるらしく、場所を教えてもらって行った。そこで初めて知ったんだけど、女性枠って10人分くらいしかないらしい。なんで私は流れるように当選したんだろう?
女性・子供枠はすでに指定席があるらしく、ファミリー枠の次に入場した。女性枠は5列目のセンブロが指定らしく、女性枠の中で整番が一番最初だった私は下手よりのセンブロに座った。ちなみに本人確認はまあ確かにあったけど、さっと学生証を見られるだけで通してもらえた。昨今話題の松竹くらい厳しいかと思ったので安心した。
AKB48劇場は、思ったよりも狭かった。なんせ指定席は6列しかないし、立ち見エリアもそんなに広くはない。多分どこに入ってもアイドルを双眼鏡なしで見られるだろう。本当になぜ私は流れるように当選したんだろう?(2回目)
あと入場してから気がついたんだけど、名前うちわとボードは持ち込んでも良かったらしい。なんなら隣の人は2連ちょっと規定外外枠グリッターの文字パを持ち込んでいた。絶対ジャニーズ掛け持ちだと思う。(2回目)
あまりにも異文化ジャンルだったので入場までの様子を事細かに書いてしまったが、公演自体はどうだったかと言うと。
まじでめちゃくちゃ楽しかった。
で、布袋百椛ちゃんにメロメロだった。
これは本当に始まるまで知らなかったんだけど、指定席は全着席だった。立って目の前の人が背高かったら見えないかな〜と思ってたけど、ずっと座って見られたので腰に優しかったし、全部しっかり見ることができた。
そして曲に関しても、恥ずかしながら私は本当に有名どころしか知らないんだけど、全曲楽しかった。
特に「劇場へ ようこそ!」と「緞帳を上げてくれ!」は半泣きになりながら見ていた。
「劇場へ ようこそ!」はジュニアで言う「すたーと」みたいな感じの曲。
「はじめましての人たちへ 私たちの成長見ていってね!」と言うような、フレッシュなアイドルらしさを込めた曲を精一杯歌って踊り切るアイドルたちを見て、娘を見ているような気持ちになった。私はまだ大学生のはずなのに、女性アイドルグループのほとんどは私より年下なのだ。私は毎日課題とバイトに揉まれるだけでギャンギャン言っているのに、彼女たちはアイドルとして笑顔をみんなに振り撒いているのだ。最近はそんな年下の女の子アイドルたちを見ているだけでいじらしくて泣けるフェーズに入ってきた。
しかも「初めましての人たちへ」のフレーズでは百椛ちゃんが偶然めっちゃゼロズレの位置にいたので、その笑顔が自分に向けられているような錯覚を覚え、余計泣いた。
実際にアイドルと視線があったかどうかが重要なんじゃない。事実でも事実じゃなくても、「今好きなアイドルと目が合った」と思えるかどうかが一番大事なのだ。
そして「緞帳を上げてくれ!」は伝統大好きな人間にブッ刺さる感じの曲だった。多分ジャニオタはこれが好きだと思う。
「先輩たちが築き上げた歴史を私たちが継ぐんだ」という思いが込められたこの曲。
『あの頃の輝きとは情熱だ』
『思い出と比較されても負けないよ』
AKB48のいわゆる「神7」みたいな人たちくらいしか知らなかった私は、この曲を歌い踊る新しいAKB48を見て、彼女たちの「元祖アイドル」としての矜持を感じた。もうこういう感じの曲を旧ジャニーズにもやってほしいという理由だけで、旧ジャニーズにも専用劇場を作って欲しくなってきた。旧ジャニーズの場合は帝国劇場がそれだったのかもしれないけど、別に専用じゃないし。
総合的に見ていて思ったのは、衣装が本当に可愛い。「ここからだ」の白レースワンピース、前半の黄色いブレザー服、「クリスマスリング」のブラックふわふわサンタコス衣装、全て「女の子の夢」が詰まったような衣装で本気でときめいた。KPOPのように完全にかっこよくはなく、でも大人っぽい可愛いを追い求めたおとなしすぎるすぎる感じでもなく、「等身大のアイドル」というような綺麗さもかっこよさも可愛さも全部詰め込んだ衣装たちだと思った。
特に「lollipop」と「振り向きざまのキッス」の衣装はめっちゃめっちゃ可愛くてときめいた。
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これぞ女の子の夢見たいな衣装。普通に私がこれ着たいもん。
MCは何回かに分けて行われていた。百椛ちゃんは「サバゲーを始めたい」と言ってみんなに驚かれたり、「ゲームをするとき結構怖いよね」と揶揄われたり、「激辛カレー食べました♡」と言って仕草が可愛いと言われたりしていてとても可愛かった。
あと百椛ちゃんじゃない人(誰かはわからない)が「年齢いじりはもうやめましょう!!!21歳なんてね、全然若いんですからね!!ファンの皆さんも年齢いじりに本気で笑ってるわけじゃないでしょう!」とぷんぷんしていて、そうだそうだ!!!!!と叫びそうになった。
女性アイドルへの年齢イジリは本当にやめましょう。
21歳だろうが27歳だろうが、可愛いなら可愛いでいいじゃんね!!!
そして百椛ちゃん改めもかろんはめちゃくちゃ可愛かった。それこそ「劇場へ ようこそ!」で元気いっぱいにジャンプする姿、ユニット曲の「風の待ち伏せ」でメンバーと笑い合いながらくるくると踊る姿、他にもしっとり歌う姿やゴリゴリに踊る姿も見られて大満足だった。しかも結構ドセンで歌う箇所も多くて、「百椛ちゃんって歌唱上手い枠なのかなあ」と思ったりもした。とにかく元気いっぱいにステージを駆け回る姿はフレッシュジュニアを見ているような感覚にさせられて、またもやうるうるした(大した年齢差もないのに……)。
全ての公演が終わったあと、アイドルみんなが見送りのお手振りをしてくれる。私は本当に百椛ちゃんばかり見つめていたが、伊藤ももかちゃん(かな?)のいつメン対応が本当に神がかっているように感じた。百椛ちゃんは手でハートを作ってお手振りしてくれた。軽率にめろめろりん大好き丸である。
最後に
いろんなアイドルを見に行くのは楽しい!
AKBの曲をもっと聴いてみようと思ったし、また当たるなら(当たるんだろうか…)AKB劇場で百椛ちゃんが踊る姿を見てみたい。いろんなアイドルの曲を聴くのは楽しいし、実際にアイドルが頑張っている姿はいい栄養になる。私には「7 MEN 侍」という基盤となる大好きなアイドルがいるからこそ、他のジャンルのアイドルたちが輝く姿も楽しく見られるんだと思う。来年もいい感じにDDやっていきたい。
将来的にはエビダンやLDH(は、アイドルじゃないけど)も履修してみたいと考えてます。とりあえず年末年始はスーパーエイトドーム→風間俊介さん舞台→トラジャコン→SHOWbizの流れで楽しんでいきます。
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