小学校受験について考える

私が小学校受験を考えたきっかけは、
●子供に小学校生活を楽しんでもらいたい
●学ぶことが楽しいと思ってもらいたい
●好きを追及してもらいたい
●私立は教育理念や方針に対して同じ目的を持っている教師が多いのでは
が大きい理由だった。
でもそのこと(3つ目までは)すら親のエゴかもしれない。

自分は公立の小学校に通っていて、
5-6年で担任になった先生が算数の研究をしている先生だった。
教科書は使わず独自のプリントで授業は行った。
授業が楽しいと思えたのはそれが初めて。
というか、授業というものの記憶がそこしか残っていない。
答えは同じなのに、方法がみんな違っていて、自分と違う考えを聴くのが楽しかった。だから中学に上がるのが楽しみだった。
でも中学に行くと授業は意味が分からなくなり、全く楽しくなくなった。
もはやテストのための勉強。
何のために勉強しているかも分からない。価値を見出せなくなっていた。
そもそも、授業が楽しくなかったから言葉が頭に入ってこない。日本語なのか?というレベル。
だから遊びのように、楽しく学ぶことができる学校に行かせてあげたいと思った。
まぁこれもエゴ(笑)

話は戻るけど、周りの小学校受験するお母さんたちと話すと、
小学校受験する理由はこうなる。
●自分が公立で嫌な思いしたから
●エスカレーターであがれれば、後が楽だから
●いいところに行かせたいから
●中学校受験は大変だから(親も子も)
●公立以外に行かせたい

と私にとってはどれも理由が明確ではないし、納得できる人がいなかった。
今を見ている人がいないことが不思議だった。

ウチもこれから小学校受験するうちの一人だけど、
小学校にあがってから、子供が「中学校は別のところにいきたい!」と言い出したら、きっと中学校受験する。
私たち夫婦は今の娘と話しをして、今の娘を観察して、小学校(目標の学校)を受験をすると決めた。その時その時でまた変わるかもしれないということを常に頭に置いている。

小学校受験対策は、基本は記憶、詰め込み、テクニックです。
それが嫌な親御さんはできません。
ウチも途中までそこに踏み込みました。
そして私は最後まで疑問を払拭できませんでした。
「こんなことするために小学校受験しようと決めたわけではない」と。

私立小学校の説明会に行くと「特別なことは必要ない」とあえてお話しする学校もある。でも結果倍率が高くなれば高くなるほど、幼児教室に絵画教室、体操教室まで掛け持ちで塾に行かせて受からせるために努力する人が増える。

小学校受験でやってきたことが無駄になることはないと思う。
しかしながら「大人が求めている答えを出そうとする」子供になる可能性は十分あります。大人がそれを望んでいなくてもです。

ただ私は小学校受験しようと決めてから、夫婦で家庭の教育方針をよく話したし、色々学んだことは大きかった。これは小学校受験しようと考えなかったらここまで夫婦で子供のことを話さなかったと思うし、将来のことも考えなかったと思う。
答えはその家庭ごとにあるのだと思う。
そもそも答えはなくて、考えてしっかり決めることが大切だと思うし、
その為にたくさん話すことも大切だと思う。

このブログもこれを読んで、読んだ人が色々考えるきっかけになればいいなと思っています。


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