2021年12月4日の日食についての社会占星術
体調が変というほどでもないが、身体感覚に変化があって、これはなんだろうと思っていたのだけど日食があったことに気付いた。多分蠍座の生命感覚の実感ともいえるだろう。少し心地よいような感覚。
今回の日食の度数は自分のネイタルチャートの天体とメジャー、マイナーアスペクトともに強い関連はないので、なぜ実感が伴うのかわからない。でも日食とはそもそもそういうものなのかもしれない。ミッドポイントを調べてみるといいのかなとも思う。
アセンダントは双子座で、チャートルーラーの水星と太陽と月が合なので、日本社会への影響は大きいのではないか。
木星がMCにタイトに合であり、日食は射手座で起こっていることもあり、海外、思想哲学、貿易等に関してクローズアップされる。
アセンダントにはリリスが合なので、目に見える現象の背後から行動が開始されるとも読める。加えて、「見えない」12ハウスの天王星(MCの支配星)が太陽月とクインカンクスなので、認識しにくい背景的なところでの活動からもたらされる影響力に気を配った方がいいのではないか。
日食は7ハウスで起きているので、対人関係、公私にわたるパートナーシップが強調されている。射手座ということではやはり外国との関係や、教養や学術的なことが関わるフィールドと結びつきが強い。
射手座や木星と関連性の高い9ハウスには土星があって、これは太陽月とセクスタイル。何かしらの圧力や壁のようなものが外国との間で生じつつある。
8ハウスには金星冥王星の合がある。これは借金、負債に関わることで大きな問題が発生しやすい。国の借金とか年金等で新たな問題が浮上するかもしれない。或いはコロナ禍で借金を背負った人たちは大勢いると思うが、そういう人たちにも影響は及びそうだが、金星冥王星にはハードアスペクトがない。
火星は労働者の6ハウスにあり、政府機関等の10ハウスの海王星とトラインになっている。海王星は奉仕やチャリティー的な意味があるので、政府からの救済措置等が取られ、労働者に恩恵があるのかもしれない。金星冥王星の合と小三角を作っているので、従来の財政的枠組みを度外視したようなプランが現れる可能性もある。
オミクロン株が現れてからの日本政府の対応は鎖国的になっているが、これは9ハウスの土星が手前にあって、後からMCと合の木星の姿勢に変化すると考えると、海外への出入国は緩和されていくのではないか。日食図の影響は半年とか、長い場合だと一年程度といわれるので、そのスパンで見て行くと、管理の強化(土星)から交流の増加(木星)という風に捉えられる。
ちなみに日食の度数のサビアンは射手座13度「明るみに出る未亡人の過去」だ。最近では「新疆文書」が流出して、習近平がウイグル族の弾圧に関係していたらしいことが報道されているが、こうした過去の記録等が表に出てきて問題化するという流れは国際的に続いていく可能性もある。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?