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【HOU】KINGとの別れは突然に

お久しぶりです、あすとろびえぼです

合同noteのHOU担当続投が決まってからというものの、まさかこんな形で更新することになるとは思っていませんでしたが、悲しみを堪えて今回のカイル・タッカートレードについて考察していきたいと思います

1  12/14 (日本時間)   深夜

深夜3時頃にJon Morosi、Jon Heymanら大物記者達がアストロズとカブスの間でトレード議論が行われていると報じました。同時間にヤンキースとブルワーズの間でも大型トレードが決まっていましたので、TLの話題はこちらの話で持ちきりでした。

この時報じられていたのは、
Kyle TuckerとIsaac Paredes、Cam Smithの2-1

深夜4時を回った頃には、決定が近いと報じられたため一気にこのトレードを物足りないと思っていたアストロズファン達がTLで叫びまくってました。
ちなみに私もこの時間くらいにはもう眠気が覚めてて
緊張が受験前日か?レベルにまで達してました。

その後4時半には、この2-1トレードの中にHayden Wesneskiが加わり3-1のトレードになったとの報が

というのも即の間、40分前後にはMLB networkや音沙汰の無かったJeff Passanからトレード確定と報じられました。

というのが今夜のトレードまでの出来事です

2  そもそもなんでこんなトレードが?

オフシーズンに入った時はTuckerのトレードはほとんど考えられなかったのですが、今週のMLBウィンターミーティングで噂が浮上し始め、そこから勢いを増していきました。それもあって、ここ数日くらいでTuckerがトレードされる可能性が上がっている!みたいなのはあったので、今夜起こってもおかしくはなかったのですが、ではなぜに?
それは、TuckerのFAです。

27歳のTuckerは、アストロズで7シーズンを過ごし、タッカーは契約最終年を迎えており、来シーズン後からFAとなる予定だったのです。

2025年のアストロズには多くの穴があり、それを埋める資金はあまり残っていなかった。(すでに贅沢税の基準値に近い)。
→アストロズは今オフにはAlex Bregmanに総額1億5600万ドルほどの契約を提示している。
→その中でTuckerはブレグマンを超える契約規模になると予想されていた。
→チームは過去にTuckerに対して2年間の契約延長を試みてきたが、合意には至らなかった。
           ↓
   「Tuckerとの契約延長厳しそうだな...」

さらに追い討ちをかけたのが、ソトの大型契約でした②数日前にメッツがフアン・ソトと7億6500万ドルという巨額の15年契約を結んだことで、1年後に彼と再契約することは絶対にできないと踏んだ。

そこでアストロズは契約延長が未知数な彼をFAの年までプレーさせるのではなく、トレードの切り札として使い、複数のロースターのニーズに対処しようとしました。ちなみにアストロズは即戦力のコーナー内野手+先発投手のパッケージを求めていました。
当初はカブス、フィリーズ、ヤンキースなど様々な球団の名前が上がっていましたが、特にカブスは先発5番手の座を狙う若手先発投手を多く抱えており、このトレード相手の中では一歩リードしていたようです。 アストロズはカブスに対して、パラデスと鈴木誠也との2-1トレードを求めていましたが、鈴木誠也にはトレード拒否権があったことから可能性は低くなりました。交渉が進む中で、カブスが今年のドラフト1巡目で指名したプロスペクト内野手のキャム・スミスに興味を示し始めたといいます。こうして3-1で行われたのが、このトレードとなったわけです。

3 ブレグマンの行方

このトレードの中でもう一つわかることは、ブレグマンの動向が少し見えてきたのです。それは、残念ながらアストロズとの再契約の可能性がかなり低くなったということです。2の方でも触れた通りアストロズは総額1億5600万ドルほどの契約をブレグマンに掲示しました。しかし、ブレグマン陣営(代理人はスコット・ボラス)は総額2億ドル規模の契約を望んでおり、今回のオファーでは大きな隔たりがあったといいます。
また、ヤンキースやブルージェイズなどからの他球団のオファーもあるため中々厳しいのでしょう。
その中で、今回のトレードで3塁手であるパラデスを取ったというのは、もう確定とも言えるのかもしれません。残念ながら、今オフだけで2人の偉大なアストロズ戦士が去ることになりそうです。(まだ完全に確定はしていない)

4  現時点でのアストロズ打線

というのも、今回このトレードだけでアストロズの穴は埋まったわけではありません。まずそもそもタッカーが抜けたRFはどうするのでしょうか。本当は鈴木誠也が来ていればここも埋まっていました。そこが1番痛いところです。

なんかインパクトに欠ける…

現時点での来季の打線予想です
デュボン/マコーミックがRFにつくという感じですが
1年考えればこれは現実的ではない...
ちなみにまだ分からないですが、オリオールズのアンソニー・サンタンダーとの交渉の報もありましたので
ここのポジションは何らかの補強がありそうです。

他に穴と言われるポジションとしては1塁手でしょうか
今の所シングルトン/デゼンゾの起用ですが物足りないところがあります。こちらもFAだとクリスチャン・ウォーカー、ポール・ゴールドシュミットに興味を示しているとの報がありましたので、補強があるか?

このような穴を補強ではなくバルデスやプレスリーのトレードによって埋めようとする可能性もありますね

5 KINGとの思い出

ここからは、印象に残ったHouston AstrosのKyle Tuckerのプレーを載せていきたいと思います

オールスター3回
ゴールドグラブ賞受賞1回
シルバースラッガー賞受賞1回
2022年ワールドシリーズチャンピオン


言わずもがな私たちのスーパースターでした!😭

これは忘れられないですね、オリオールズのバティスタからの逆転満塁弾!160kmを打ち返しました

ワールドシリーズの最後もKINGで締めたなぁ...

2018年のKING、全ての始まり。

やっぱりWorld seriesみたいな大舞台でのHRは印象深い

こうやって見返してると寂しくなってくるぜ...

6 最後に

今回のトレードは、一言で言えばショックです。
ただ、今後の状況や補強ポイントで見ればやはりトレードに出して見返りを得る方がよかったのでしょう。
あのBen verlanderも言及していましたが、LAAを離れた大谷翔平と一緒で、FAまで待っていたとしても戻ってくるとは限らないわけですから。(とはいえ、外野手とかも含め、本当にKyle Tuckerで良かったのだろうかという疑問はやはり出てきているみたいです。)

でも決まった以上、カブスから来てくれた3人を応援していきたいと考えています。💪

俺らのKING ・KYLE TUCKERよ、今までありがとう

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