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【HOU】帰ってきたジョシュ・ヘイダー

こんにちは、あすとろビエボです
年が明けてから日も経ちましたが、2024初投稿となります。今年もよろしくお願い致します!

早速ですが、1月20日の朝にアストロズにとって衝撃のニュースが飛び込んできました

ジョシュ・ヘイダーが5年9500万ドル(日本円約140億7500万円)でHOUと契約したとの報が
今回はこの詳細を見ていきたいと思います。

契約の詳細

ジョシュ・ヘイダーは上記の通り5年・9500万ドルという大型契約を結んだようです。
1年あたり1900万ドル(約28億超)で、オプトアウト・球団オプションもない契約となりました
また、完全ノートレード条項が含まれているほか
リリーバー・オブ・ザ・イヤーを受賞した場合のボーナスも含まれているようですね。

当初、救援投手最高額を望んでいたというジョシュ・ヘイダーですがエドウィン・ディアス(NYM)の救援投手史上最高額である5年1億200万ドルを
上回ることはできませんでした。ただしディアスには後払いがあるため、現在価値としてはヘイダーの方が上回っているようです。

ヘイダーの復帰

遡ること9年以上前のこと、2013年にルーキーのヘイダーはバド・ノリスとのトレードでL.J.ホーズと共にアストロズに移籍しました。

2013 A級 5試合/2勝0敗/ERA 3.22/16奪三振
2014 A+  27試合/10勝3敗2セーブ
   AA                      ERA 3.28/136奪三振
2015 AA  17試合/3勝3敗1セーブ
            ERA 3.17/69奪三振

という成績を残し、2015年6月には第17回パンアメリカン競技大会に野球アメリカ合衆国代表として選出されています。
その1ヶ月後の7月30日、ミルウォーキー・ブルワーズとのトレードがありカルロス・ゴメスマイク・ファイヤーズとのトレードで現ヤクルトのドミンゴ・サンタナブレット・フィリップスエイドリアン・ハウザーらと共に放出されました

ちなみにヘイダーがプレーしていたAA級コーパスクリスティ・フックスには2015年はルーキーで、のちに大物メジャーリーガーとなる選手が共にプレーしていました。
例としてはこんな感じです。

Carlos Correa (ツインズ)
Teoscar Hernandez (ドジャース)
Tony Kemp (FA)
Brett Phillips (ホワイトソックスマイナー)
AJ Reed (引退)
Colin Moran (FA)
Chris Devenski (レイズ)
Lance McCullers (アストロズ)
Josh Hader (アストロズ)
Michael Feliz (NPB・中日ドラゴンズ)
Joe Musgrove (パドレス)
Vince Velasquez (FA)

こう見ると結構名前知っているという方も多いのではないでしょうか?

そんなわけで、ヘイダーはアストロズからブルワーズに移籍し2017年にMLBをデビューしてからは5度のオールスター出場経験最多セーブ投手最優秀救援投手賞3回などとMLB最高のリリーバーの1人としての地位を確立してきました。

通算349試合/20勝21敗165セーブ/ERA2.50
                 648奪三振

昨年度(2023) 61試合/2勝3敗33セーブ/ERA1.28
                 85奪三振

通算・昨年度の成績

そんな彼が今回長い年月を経てアストロズに戻ってくるというのは、本当に嬉しいものです!

救援投手の課題、解決?

ジョシュ・ヘイダーを獲得した決め手となったのはおそらく右肩の手術によりケンドール・グレイブマンが今季全休となったことでしょう。

現在FAのライン・スタネック、ヘクター・ネリスとフィル・メイトンの穴埋めだけでも大変なものでしたが、さらにグレイブマンが離脱となると
救援陣は今の戦力だけではカバーできません。
そこでアストロズはヘイダーに目をつけたのだと
思われます。
今オフはヘイダーの他にもKCからディラン・コールマン、CWSからデクラン・クローニンを獲得していますし、この前言及したフォレスト・ウィットリーのメジャー昇格も現実味を帯びている他
先発投手をロングリリーフとして転向させるなら
ブランドン・ビーラクロネル・ブランコホセ・ウルキーディらも可能性はありますので。
ヘイダー獲得と合わせれば救援陣の課題は解決したと個人的には思いますね。

ディラン・コールマン
デクラン・クローニン


また、この補強によって勝ちパターンの目処もついてきたと思います。
アストロズには既にクローザーでライアン・プレスリーがいますが、今のところはヘイダーとどちらがクローザーとなるのかはまだ未定です
ただ、8.9回はプレスリー&ヘイダーとなるのは間違いなさそうなので6.7回にアブレイユ、コールマン、クローニン、マルティネスあたりが投げる形になると思います。

“We think we have a good team and it adds a big piece to the back of our bullpen. With Pressly and Abreu, you have three quality guys, 7-8-9, wherever they pitch. We think it gives us a nice chance to get to the playoffs and make a run at another World Series."

我々は良いチームだと思っているし、ブルペンの後ろに大きなピースが加わった。プレスリーとアブレイユがいれば、どこで投げても7-8-9のクオリティの高い3人が揃う。プレーオフに進出し、ワールドシリーズに再挑戦するいいチャンスになると思う。

オーナー、ヘイダーの契約について

アルトゥーべ・ブレグマンとの再契約への影響

まず、ジョシュ・ヘイダー獲得について見ると
アストロズファンの中でも意見が分かれています
その理由が、来年FAとなるアルトゥーべとブレグマンのことです。
オフシーズン当初、ブラウンGMはあまりリリーフにはお金をかけないと明言していました。
それは今季オフにFAとなるアルトゥーべ、ブレグマンとの再契約を目指しており、その為の資金確保でもありました。
両選手ともFA市場に出れば争奪戦になること間違いなしなので、資金確保は絶対だったわけです
しかしヘイダー獲得に資金を費やしてしまった為
おそらくどちらかとの再契約は難しくなってしまったのです。それが一つの要因です。
また、上記2選手との再契約によっては昨年度に噂にもなっていたバルデス・トレード説の可能性も無いとは言えないですし、オプション次第ではバーランダーやプレスリーが去る可能性もあります。
もしこうなれば、大きく戦力はダウンするため
それは避けたいのが現状です。
今後のアストロズフロントの選択を注視していきたいと思います。

最後に

こんな感じで簡単にジョシュ・ヘイダー獲得についてまとめてみました!
個人的にはMLBで1番好きなサウスポーがヘイダーだったのでとても嬉しくて興奮が冷めません笑
今からとても楽しみですね
それでは、また次のnoteで!


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参考文献

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