astroの 「ナカヤマン。サロン”FACiliTY"」 つぶやきレポート 定例会編2
ナカヤマン。さんが、いま必要なエッセンスを持っていると考えている方を招いて、食事をしながらお話しする公開会食on ZOOM。
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今回のお相手は、『13歳からのアート思考』の著者、末永幸歩さん。約3カ月ぶり2回目の登場です。オンラインですが、この日のために手配された京都「やま岸」のデリバリー“炙りクエのみぞれ鍋”をそれぞれが食べながらの会食。乾杯してスタート!
前回、効率を求める世の中で、アート思考は非効率なことを大事にするという共通認識を持ったお二人。末永さんからナカヤマン。さんへ、どこから非効率というキーワードが出たのかと問いが投げかけられます。
ナカヤマン。さんは、ソフトバンクアカデミアに入って、課題として言われたことで売り上げを伸ばしてきたところ、これ以上やると、やりたくてはじめた仕事のやりたい部分がなくなりそうだったのでブレーキを踏んだそうです。そして「財は一代、衣は二代、食は三代」(三代富貴、本当のグルメは小さい頃から美食が食べられる三代目でないと実現しない)という言葉をひいて、急ぐとかえって中途半端になる、如何にしたら時間に対して緩急つけられるかを考え、非効率を思えることを大事にしはじめたと話します。
今回、末永さんから、伊藤亜紗著『目の見えない人は世界をどう見ているのか』をお勧めされ、事前に読んだナカヤマン。さんは、目が見えない人の方が視覚的バイアスがないために、世の中をフラットに見ているという行が興味深かったそうです。
さらに、オンラインでは目と耳だけで、実際に会っての雰囲気や感覚がないと伝わらないことがあるのに現代はそのようなものを切って効率を求める、昔は小説を読んでいたが今はSNS、効率はいいが能力を使い切っていない、深さより広さ、質より量になっているという話になります。
アートとビジネスの両方を知るナカヤマン。さんは、「アート思考のタグがついたものをベンチャー系がよだれを垂らして見ているが、本来美しいものをその汚い顔で見ないでほしい!」と冗談っぽく笑います。また、アート思考を人に教えられるのではなく自分で得たから良かった、仲間に自分と同じ場所に来ることを求めないと言います。皆が一方向に進む苦しさを持っている人が多い今、ステータスやゴールの違う人と交わるのが大事で、あっちにも道があるのかと思ってくれるといいと語ります。
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二次会では、オーディエンスとして参加されていた生まれつき全盲の人から、コロナ禍で人との距離をとらなければならなくなったせいか、助けてくれる人が少なくなったという話がありました。他にもやはりオーディエンスとして参加されていた人がyoutubeにアップしているダンスを皆で見たり、論理的思考とは?直感的思考とは?など、多方面の話題で盛り上がりました。
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