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astroの              「ナカヤマン。サロン”FACiliTY"」  つぶやきレポート 定例会編

今回は公開会食ではなく、サロンメンバーのみが参加できる定例会のレポートです。定例会はなんと毎週行われています。
今回はサロンメンバーで、三星テキスタイルグループ代表取締役社長、岩田真吾さんのウールについてのお話。三星は尾州ウールの老舗生地メーカー、岩田さんは四代目です。
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人間に必要な衣・食・住。その中でも服を着ている時間は風呂などを除けば1日23時間。人生のほとんどの時間を着て過ごす服をアップデートして人を幸せにしたい岩田さんは、ウールに徹底的にこだわります。世界三大ウール生地産地は、イタリアのビエラ、イギリスのハダースフィールド、そして日本の尾州。それらの共通点は、風光明媚で水が綺麗なこと。日本は軟水、尾州の水は日本酒も造られるほどで、ウールに色の深さと柔らかな艶を与えます。

岩田さんが家業を継ぐと決めた時、日本の繊維業界は斜陽真っただ中。そこで、やるなら世界最高峰を目指そうと決意。そこからラグジュアリーブランドに直接提案し、現在も継続的にビジネスを展開。さらにウールの品質を極めるため、オーストラリア・タスマニア島のウィントン牧場と国内唯一のウィントンを取り扱えるテキスタイルブランドとして交流。岩田さんの羊をめぐる冒険のはじまり!

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羊毛は、かつてはスペイン王室の国家戦略資産でもあった、メリノ種のものが最高品質とされています。ウィントン牧場ではメリノ種の羊ちゃんに、一般的には行われる「ミュールジング」という虫の発生を抑えるお尻周りの外科手術はせず、牧草もオーガニック。そのかわりに手はかかりますが、羊にも地球にもやさしいのです。
岩田さんは羊飼いのジョン・テイラー7世さん(かっこぇぇ名前!代々の羊飼いだそうです)の言葉「牧場の柵は羊を囲うためにあるんじゃない。よその羊が混ざらないよう守るためにあるんだ。」に、我が羊の純血性に誇りを持つ羊飼いとしての矜持を感じたそうです。

羊の詩

三星はこうして最高品質のウールを生産。身近な服を素敵な素材で。三星のメリノTシャツで23時間を快適に!

岩田さんは、

かわいい羊と羊飼いのことを知る

ウールという素材を愛おしく思えるようになる

23時間が良くなる

という三段論法を力説しました。これは

ワインのことを知る

ワインの畑や土地にまでこだわる

ワインの価値がますます上がる

と同じで、ウールを知ってもらいその価値を上げたいとも語っています。


最後はナカヤマン。さんが岩田さんから、家業を継ぐことについての本音を聞き出しました。

「跡継ぎは、しばりと言えばしばり、アドバンテージと言えばアドバンテージ。死ぬほどイヤなこともあるが、それを楽しみにできるか…」

余談ですが、この会の間中、昭和な私の頭の中では「触ってごらん、ウールだよ。」の名コピーがヘビーローテーションしていました。

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2次会では、ウールの話・シルクの話、三星の代官山ショールームや日比谷のレクサスショールームとのコラボ、創業者の高祖母の話題など、ざっくばらんに話が盛り上がりました。サロンメンバーの親族宅が大阪で戦前からオムライス店をやっているなんて話も出ましたよ~

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astroの昭和ワード解説
「触ってごらん、ウールだよ。」
昭和の名コピーの1つ。ウールマークの国際羊毛事務局が、non-noモデルにもなったジョジ後藤を起用するなどしてキャンペーンを行った。

サロン入会はこちらhttps://community.camp-fire.jp/projects/view/85911


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