誹謗中傷は言論の自由なのか?
旧ジャニーズ事務所が「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」社として解体的出直しを図る中、英BBCが30日、ジャニー喜多川氏の性加害問題を取り上げたドキュメンタリーの続編「捕食者の影 ジャニーズ解体のその後」を放送しました。
内容は、BBCの記者であるモビーン・アザー氏が、スマイルアップ社長の東山紀之氏(57)に、今年2月に単独インタビューしたもの。
このインタビューの中で、被害者に対する誹謗中傷の問題に関して、誹謗中傷を苦にした自殺者が出たり、事務所側が虚偽の申請への問題視を表明したことが、さらなる誹謗中傷の増加に影響した可能性について問いただすモビーン氏に対して、東山氏は、「まず何をもって誹謗中傷とするのか」と逆質問。
モビーン氏が「虐待のサバイバーを中傷し、うそつき呼ばわりすること」と答えると、「言論の自由もあると思うんですね。僕は別に誹謗中傷を推奨しているわけでもなく、多分その人にとってはそれが正義の意見なんだろうなと思う時もあります。なので誹謗中傷をどういうところでライン引きするかは大変難しいと思っています」と言ってのけました。
確かに法律的には誹謗中傷も言論の自由なのだろう。
太陽天秤座の東山紀之社長のバランス感覚からすると、誹謗中傷も言論の自由なのだろう。
しかし、あんたの立場でそれを言うか、ってことなんです。
現にジャニー喜多川の性加害の被害者が誹謗中傷を苦にして自殺して亡くなってて、そういう被害者を救済していく役割を担ってる人間がよくもこんな発言できたな、ってことです。
冷たすぎる。
冷酷無比。
誹謗中傷は法律的には言論の自由かもしれませんが、道義的には犯してはならない大罪なのです。
東山紀之社長は、「誹謗中傷は言論の自由」と言うのではなく、「誹謗中傷は大罪であり、被害者への誹謗中傷は絶対にやめてほしい」と言うべきだった。
それが言えないこの人間の冷たさ。
人の本性は言動に出ますよね。
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