古典占星術と現代占星術は違う
去年くらいから時々占星術をほぼ独学で勉強しています。その中で、現代占星術と古典占星術があるというのを知りました。今普通にあふれているのは現代占星術というもの。
実は占星術というのは、一度下火になったらしく、それが復活した。19世紀末にアラン・レオさんという方が、下火になっていた古代占星術にちょっと足したり引いたりし、新しい解釈などを加えて広めたものが、今主流になっている現代占星術(モダン占星術)だそうです。
古典占星術は卜術、現代占星術は命術メイン
占いには大きく「卜術(ぼくじゅつ)」と「命術(めいじゅつ)」があるらしく、古典占星術は短期的なことやピンポイントの事柄に対して”当てにいく”ような感じがあり(←分かりやすく書いているので語弊がありますがw)、現代占星術は長期的な運勢とかを見るのにより適しているものだそうです。今、現代占星術を教えている方たちのスタンスをみていると、多くの割合で「自分をもっとしるために」とかそういう感じで占星術を使っているように感じています。(私も最初は自分をもっと知るために調べ始めました)
古典占星術が下火になったワケ
そもそも占星術は紀元前6000年ころのシュメールの頃に、星の動きを観測し始めたのが始まりらしく、紀元前2000年くらいのバビロニアの頃には活用されていたそうです(=プロト占星術。天体以外にも動植物の様子から色々なものを「予兆」として観測していた)。
そんな歴史の長い占星術ですが、古典占星術は解釈が「断定的」なものが多く、人の自由な意思を宿命づけて縛るような側面があったのと、またローマ帝国がキリスト教を国教化したなどの流れから、衰退していきます。
その後の占星術
その後、一部がアラブの国で受け継がれ、別系統として残ったり、一部復興したりなどもしますが、今の占星術の主流は歴史の長い古典占星術ではなく、19世紀末にアラン・レオさんが広めた現代占星術なのです。
色々な占星術
インドでは「インド占星術」があり、中国でも天文の動きを系統づけた「宿曜道」があります。少し色味をかえながら、色々な占星術が残っています。
心理学と占星術
カール・ユングなどの心理学者は占星術の智慧を多く取り入れていたそうです。自分の星を知っていくことと、心理は深く関わることから、「心理占星術をしています」という言葉もよく目にします。まだ読んでいませんが、こちらの本は一読してみたいと思っています。
時代の流れと第2衰退期
占星術の衰退は何度かあったようですが、”第2衰退期”とかと呼ばれる17世紀中ごろ~19世紀中ごろまでが、占星術の世界で言われるいわゆる「火の時代」と被っているのが印象深いです。この時期の「火の時代」は科学が発展し、古代の宇宙観が誤っていたことなどがどんどん明らかになっていったころです。(「火の時代」「水の時代」などのネタはまたそのうち。ちなみに最近まで「土の時代」で2020年12月ごろから「風の時代」になると言われています)
今回はサラリと概要だけ書きましたが、今後ももっと深めていきながら記事にしていこうと思います。