火星に宿った未来意識の行く末 -冥王星水瓶座時代に向けて-
1月13日に火星逆行が終了しました。昨年の10月30日から始まり、約2ヶ月半の逆行。そして18日には水星逆行も終了するので、少しずつ勢いも戻ってきますね。(ただし本調子は立春を過ぎた来月7日頃からになります)
太陽水瓶座シーズンへ向けた調整
今回の火星逆行は昨年8月に双子座へ入ったところからその流れが始まっています。双子座は水星のナチュラルサインですし、その火星と水星が近いタイミングで逆行終了するのは何ともおもしろいもの。
さらに1月18日に水星逆行終了と同時に、地球と冥王星が向き合い、こちらも昨年4月末に始まった冥王星逆行の集大成。
逆行終了が地球レベルの集大成なら、地球と天体の向き合い(開き・オポジション)は宇宙レベルの集大成と言ったところでしょうか。
いずれにしても、太陽が水瓶座へ入る前に、3つの天体が立て続けに集大成を迎えているのも、「水瓶座」という今後ますます盛り上がるエネルギーに向けて一気に整えてきた感があります。
昨年夏から始まった革命スイッチ
さきほど、「火星逆行に至る流れは昨年8月から始まった」と書きましたが、実は今後の宇宙の流れも加味すると、もう少し前の7月中旬~8月初めにかけてもう既に始まっていました。
それが火星・天王星・ドラゴンヘッドのトリプルコンジャンクション。私たちの人生やステージをワンランク上に押し上げるような革命スイッチが押されたときです。(私もちょうどこの頃に、心へ大きな影響を与える出来事が、風のようにやって来て、風のように去っていきました。さすが天王星笑。)
この時に火星に宿った天王星の未来意識─変化や改善をもたらす力。このエネルギーは逆行期間を経て、実は今年の11月に宇宙レベルの集大成を迎えます。
天王星は水瓶座の支配星ですから、今年の3月に迎える冥王星水瓶座時代の始まりにとっても、見逃せない話ですよね。
火星逆行が終了し、この間に見直した情熱の使い方を実践することによって、内に宿った天王星=変革エネルギーも私たちは使うことになる。
それは冥王星水瓶座時代にとって、大きなサポートとなるでしょう。なぜなら、冥王星と火星は性質が似ていますし(2つとも蠍座の支配星ですからね)、冥王星が成し遂げたい既成概念にとらわれない社会の実現のためには、火星が自分の個性と信念を曲げずに前へ切り込む必要がある。
それは一歩間違えば危ういやり方ですし、だからこそ2022年は暴力的な出来事も多くありました(肉体的にせよ精神的にせよ)。
火星・水星・冥王星 3つの逆行が示すもの
だからこそ私たちは、その強いエネルギーを適切に使うために、火星逆行in双子座で自分の想いを伝え、そのためにどんな方法が有効か?じっくり考える必要があった訳です。
双子座は様々な方向へ情報や言葉(エネルギーとも言う)を流しますが、一歩間違えば”ところ構わず”になってしまいがちですからね(イメージとしては迷惑を省みずマシンガントークしてる人みたいな)。
自分にとって大切なことは何か?どこにエネルギーを注ぎたいか?
これについて考えることは、今回の水星逆行のテーマ:新しい情報やスキルを何のために求める?どうコミュニケーション取る?に繋がっています。
水星逆行の記事で伝えたように、今回の水星逆行は「けっきょくは等身大の自分で素直にできることを」という方向に帰結しています。
火星逆行、水星逆行、そして冥王星逆行。この3つを見ていると、「等身大の自分」とは社会通念にとらわれない個性を持った自分ということなのではないかと思います。
そして1月18日に起きる水星逆行終了と地球・冥王星の開きは、ともにICにぴったり重なる形で起こります。潜在意識レベルの自分やかつての自分に還っていくような不思議な共通点がありますね。
社会通念にとらわれるとは、見方を変えれば、世間一般で良しとされていることに自分をねじ曲げること。その歪みが大きいほど、たとえば火星と冥王星がハードアスペクトを取ったときに、暴力的な行動を取ってしまうのかもしれません。
火星に宿った未来意識=天王星=水瓶座のエネルギーとは、本来は状況を冷静に判断した上で改革の決断をくだす力のことです。
それをうまく使う上では今回の水星逆行の学びはすごく役立つでしょうし、この観察力や洞察力は「冥王星水瓶座時代」としても、2020年末から始まった「風の時代」としても欠かせない要素。
逆行中にトラブルや振り返り、反省があった方は、自分や誰かを責めるためじゃなく、自分の願いと未来のために、その経験を活かしていきましょう!