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3/7 乙女座満月と土星魚座入りと3/23 冥王星水瓶座入りの繋がり。

すっかり更新が遅くなりましたが、先日迎えた乙女座満月&土星魚座入りと、これから訪れる冥王星水瓶座入りの関連性についてです。

(ブログを更新せずいったい何をしていたのか?については興味あればコチラコチラをご覧ください)

3つの共通点

まず初めに言えるのは、この3つのチャートはとてもよく似てるということ。

3/7 乙女座満月
3/7 土星魚座入り
3/23 冥王星魚座入り


1番の共通点はAC(テーマ)とMC(ゴール)が3つとも同じであるところ。蠍座と獅子座の組み合わせなので、感情や情熱、直感など主観的なエネルギーが流れています。さらに不動宮同士のため、コツコツと時間をかけて、自分が満足いくものを固めていく雰囲気があります。

自分自身や周辺を深く洞察して、物事の本質を見極めて(蠍座)、自分の想いや情熱が表現された世界観を創りあげる(獅子座)。

これが3月21日に牡羊座新月を迎えるまで意識することであり、土星が約2年7ヶ月にわたり目指すことであり、冥王星も水瓶座にいる今年の6月11日までは目指すこと、ということになります。


乙女座満月のテーマ

新月や満月など月の満ち欠けは、私たちにとって1番身近な存在として、心と行動に影響を与えます。特に今回は春分前最後の調整として非常に重要な意味を持つので、まずはここの内容を押さえておく必要があります。

乙女座満月のテーマは「義務や責任感を手放して自分の喜びを解放すること」

そしてそれが叶うように、手放すべき習慣やパターンを特定する・ごく身近な環境から改善して整える・家族や信頼できる人に助けを求める――この3つがとても大切です。

乙女座満月で月は11ハウスに位置して、天王星とトラインを形成しているため、「自己コントロール」や「未来に向けた改善意識」も重要なポイント。そうやって、自分の心身や環境が整ってこそ、MC獅子座が求める自分らしい世界観創りもできますよね。

また、今回の太陽は魚座17度で5ハウスに位置しています。17度はこれまでの概念が転覆する度数なので、魚座がこれまで目指してきたような崇高な信念よりも個人的な喜びに立ち返る大切さが示されています。それによって、魚座新月から、遡れば獅子座満月から、目指してきた自分のビジョンをよりポジティブに表現出来るでしょう。ただし、この満月の主役は乙女座の月なので、これからの展望を具体的かつ計画的に描く必要がありそうです。

土星や冥王星の新たな動きにどう対処したら良いのか?これもとても気になることではありますが、まずは一番のとっかかりとして、このテーマを実践することが良い2023年度のスタートを切るためにも、とても重要になります。


土星魚座入り

そしてこの満月から1時間後、土星が魚座入りを果たします。2020年12月に水瓶座入りして、木星とのグレートコンジャンクションを迎えてから、約2年3ヶ月。この半月後に冥王星が水瓶座入りすることから見ても、いよいよ本格的に「風の時代」へ向けて動き出す機運が高まりますね!

魚座が示すものは、人間として大切にしたいこと・ビジョンや信念の共有・精神的一体感・無意識に信じていること・スピリチュアリティ・イマジネーション。

非常に抽象的かつ、目に見えづらい曖昧な事柄を表しますが、ここに土星が持つ明確性と現実性が加わることで創造性が高まります(この辺りは前述した乙女座満月の"自分のビジョンを明確に描く"にも通じるものがありますね)。

ただし、これは見方を変えれば、今まで影に隠れていたことや、なあなあにして誤魔化していたこと。物事の裏側や内面に潜む不調和や不安定が明らかになるということです。

例えば、昨年から続く宗教関連の問題や業界の古い慣習やそれに伴う癒着や不正など、ますます明らかになって裁かれることになりそうです(特に今年の夏にドラゴンテイルが天秤座に入るので、この機運は高まりそうですね。裏を返すと自分が気に入らないものは正義の名の下に何でもジャッジしようとする・・・ということもあるかもしれませんが)。


3/7 土星魚座入り

魚座入りしたとき、土星は4ハウス-ICのすぐ近くにいました。この時は4ハウスに太陽・水星・海王星が集まって非常に強調されていますね。4ハウスもといICが示す、心に描くこと・セルフイメージ・自分のルーツ(心象風景)・家族との関係性・日常生活のありかたなどを見直し、不安定さや過剰さを整理することが「土星魚座時代」の約2年7ヶ月かけて私たちがやることになりそうです。

ちなみにこれが国の場合は、私たちの日常生活が抱える問題-例えば、食糧事情とかガス石油代とかの改善に取り組む必要がありそうですね。あとは国同士の経済的な依存や癒着、さらに発展すると隣国との関わり方にも焦点が当たりそう。

いずれにせよ、1番最初に書いた、AC(テーマ)蠍座の自分自身や周辺を深く洞察して、物事の本質を見極めることに通じる話ですよね。

4ハウスは今自分の周りに現象として表れていることの原点を表すので、自分にとって望まない環境や状況が存在する、もしくはそういう体験をした場合、「この現実はなぜ私の目の前にあるんだろう?」という観点で、自分の内面や身の回りをよく観察して、その奥に広がる観念を見つけることが大切です。

それによって、目の前の現実を現実たらしめている、自分の中にあるルーツや家族との関わり方、周囲からもたらされている精神的影響、自分を突き動かす衝動などを理解できるでしょう。

やはりこれも先程の乙女座満月と似たような話ですよね。もちろん「土星魚座時代」は長丁場ですし、今後、土星逆行が起きたり、他天体とのアスペクトが形成されたりすれば、また別のテーマと向き合うことになりますが、春分前のこのタイミングで乙女座満月の内容をこなしておけば、ここからの2年7ヶ月を有意義に過ごすための土台をセッティングできるはずです。


土星と冥王星との関係性

最後に「冥王星水瓶座時代」についても少し触れておきます。

水瓶座に入るとき、冥王星は3ハウスに位置しています。ちなみにこの後、冥王星は天体逆行により、水瓶座と山羊座の間を行ったり来たりして、最終的に冥王星が水瓶座に入るのは来年2024年の11月です。この時も冥王星は3ハウスで水瓶座入りするので、この第1回目の「冥王星水瓶座期間」はやはり最初のセッティングとして非常に重要な期間になりそうです。

3ハウスは、私たちが関わる情報・物事の判断基準・世の中を回す仕組み(インフラなど)を表すので、冥王星が来ることでこれらが大きくひっくり返るということですね。

土星魚座入りも冥王星水瓶座入りも、ACは蠍座なので、冥王星3ハウスが世の中にもたらす影響は大きなテーマになります。

つまり、私たちを取り巻く情報や日常に冥王星のメスが入って混乱が生じるとき、自分が望むような安心で安定した日々を送るには、自分の内面や家族・身近な人との関わり方・生活環境・今の出来事の出発点を観察して、新たに構築し直すことが必要になるでしょう。

また逆に言えば、土星魚座入りが示すように潜在的な不調和を明らかにしておけば、冥王星の"全てを壊す作用"もすこーし軽減できるかもしれません!

もちろん完全にではないでしょうし、社会レベルの影響は個人じゃどうにもできないことも多いですが、それでも多少の準備や心構えはできますよね。

水瓶座も魚座も社会のルールから解き放たれることを目指す星座ですが、そのエネルギーが毒にも薬にもなる危うさを秘めています。自由であるということは、自分で考えて、コントロールする意識が必要です。これは21日の春分以降、メインに踊り出るテーマですが、まずはそのスタートとして、自分の心身が健康でいられるように、自分の手で環境を整えるところから始めるのが良いんじゃないでしょうか─。


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ゆりか|還る占星術
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