2024年5月8日 牡牛座新月-土星が抑圧と出るか、学びと出るかの分かれ道-
5月8日 12:22頃に牡牛座新月をむかえました。
前回の新月のテーマは、「コンプレックスと共存しつつ、新たな自分軸を作ること」。満月のテーマは、「本当に愛を貫くため精神的に自立すること」。
サラッと書いていますが、さすが蝕の季節だったこともあり、コンフォートゾーンを出る葛藤や
世間の風潮や周囲の評価に押し潰されそうになりながらも、「私の魂はこれを求めているんだ!」
そんな気持ちに立ち返った4月のムーンサイクルでした。
この流れを受けて5月。「心の奥に封じた感性を復活させる」新たなサイクルが始まります。
まず、9ハウスは直感や興味に従って、行動範囲を広げた先にたどり着く場所を指します。未知の体験を通して成長することを好むため、ワンランク上の出会いや、知識の専門性を高めるのも特徴です。
何を成長させ、高めるのかというと、今回の主役・牡牛座的なエネルギーです。
これらをもっと高め、充実した人生を歩むことに
意識が向かいます。
新月が位置するのは牡牛座サビアン19度。「内側(潜在意識)から湧きあがる感性や感覚を信じて貫く」意味を持ちます。
前回のムーンサイクルで、「愛を注ぎたい大切なこと」はほぼ確認したと思っていましたが、まだまだ奥にあるってことですね😅(ちなみにこれは、月牡牛座イングレス図にも見られるテーマです)。
今を味わう牡牛座と未知を求める9ハウス。
両者は真逆の性質のため、牡牛座からしたら落ち着かないでしょうが、海外に行くと日本の良さを知るように、新しい場所へ出向くことで、自分の強みがわかるでしょう。
さらに今回の新月は天王星&木星と重なります。天王星(変革)で勇気を出して制限を超えて、木星(向上)で自分の価値観を色々なところへ広めるイメージも湧きます。
牡牛座=土と9ハウス=火のエレメントは、「創造的」であることが共通点なので、行動範囲を広げることで新しいものが生まれそうですねˆˆ
「じゃあ自分の感性のままにやりたいように動けば良いか‼✌」ここまで読むとそんな感じなんですが、実はそれだけじゃないのがこの新月の最大の特徴です。
まずASC乙女座の存在です。乙女座サビアン3度は「一般的な価値基準を知る」「周りを観察してよく学ぶ」意味を持ちます。
ASCは新月の願いを叶えるために、意識したい・クリアすべきテーマです。ということは、牡牛座新月=潜在意識レベルの感性を貫き、人生のや高みを目指すには、突飛なやり方だけうまく行かないのです。
これは、新月と7ハウスの土星がセクスタイルを形成していることから見ても明らかです。
土星を“抑圧”と取るか?“じっくり学ぶ機会をくれる”と取るか?印象は大きく変わるでしょう。特に物事の基礎や構造を学ぶのがカギです。
新月と土星が協調関係なのが救いですね。押さえつけるように教えてくる人じゃなく、ヒントを与えてくれる程よい距離感の人を大切にすると良さそうですˆˆ
一方で今回は、ASC乙女座ルーラーの水星がキロン・エリスと8ハウスにいて、MC(到達点)にはセドナも重なります。
水星=情報収集する際に、古い概念やしがらみに縛られて、それがフラストレーションに感じるかもしれません。
また、MCと重なるセドナは深層心理に眠っている独特の価値観・感性をあらわします。セドナが新しい星座に入ると、文明に影響を与える説もあるため、セドナ=先進的な感性と考えられますし、だからこそ社会からなかなか理解され得ないようなもの…と解釈できます。
つまりは、ここでタイトルの回収に入る訳ですが、周囲の風潮や古い概念に自分が縛られていると、土星=抑圧を擬人化したような人(もしくは自分のインナーペアレント)が現れますし、自分の感性を貫くために行動範囲を広げれば、土星=有意義な学びがもたらされる、と言えそうですね。
では最後に、月牡牛座イングレスのチャートを簡単に見てみましょう。
月は牡牛座11ハウス=自分のペースや審美眼を
個性として生きていきたい気持ちが働きます。
それを叶えるASC(テーマ)は、双子座サビアン20度=幅広い情報に精通すること。そして、今回の月牡牛座入りが目指すMC(ゴール)は、水瓶座29度=精神的な自由や自立です。新月図とも関連していますよね。
全体的な傾向として、天体は11〜12ハウスに集中し、個と個を受け入れ合うテーマが強調されます。太陽・木星・天王星・POFも牡牛座に固まり、12ハウスに集中しているため、潜在意識レベルの変化と水面下に隠された才能(幸運や豊かさ)にもスポットが当たります。
では、牡牛座新月図と月牡牛座イングレスをまとめてみます。
このように考えることができるでしょう。
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