3/22 牡羊座新月 自分らしさを設定して次の日食へ向かう
「2023年牡羊座シーズン 星よみレター」をリリースしました。
今回の8つの月相や、春分、冥王星水瓶座入り、来月の水星逆行の兆候についても解説しています。お求めはコチラから!
はじめに -8つの月相について-
今回から新月と満月は別々の記事にせず、1つにまとめることにしました。と言うのも、「月」について色々と研究をしまして、その結果、新月から次の新月への1サイクルを8つに分けた方が、太陽が示す方向性との繋がりも分かりやすく、より明確なメッセージを受け取れることに気付いたからです。
私はこれを「8つの月相」と呼んでいます。8つの月相とは、①新月 ②クレセントムーン(三日月) ③上弦の月 ④ギバウスムーン(十三夜月) ⑤満月 ⑥ディセミネイティングムーン(十八夜月) ⑦下弦の月 ⑧バルサミックムーン(二六夜月) のこと。
これについては、鏡リュウジさんが著書「ルネーション占星術」で語られています。こちらの本や海外の占星術サイトを参考に、各チャートを細かく解析してみた結果、8つの月相がベストだと感じました(ちなみにプログレスの月もこの方法で読むとわかりやすいです)。
月の流れを1つにまとめるので、新月満月だけで記事を書いていたときよりも、濃さは落ちますが(実際は深く読んでますが、それを全部書くとエライことになるので笑)、また違った視点で新月満月を理解できるんじゃないかと思います!
3/22~4/20 ムーンサイクル
今回のムーンサイクルはこんな感じで進んでいきます。ここからはこのスケジュールに合わせて順番に解説していきますね。
3/22 牡羊座新月
3月22日 2時23分に牡羊座新月を迎えました。AC(テーマ)・太陽(行動)・月(気持ち)・MC(到達点)から、新月の全体像を探ってみます。
牡羊座新月が位置する2ハウスは「自己価値観の部屋」と言われ、自分の才能や感性、センスに自信を持って行動することで、自分の力で自分が欲しいものを手に入れる(=仕事や収入、心地良い環境など)ことができます。
春分の翌日に起きる新月のため、サビアンシンボルは牡羊座1度。牡羊座1度自体が新たなサイクルの始まりを意味するので、まさにスタートオブスタートの新月ですね。
このサビアンシンボルが示すように、新たなサイクルの始まりは内なる生命力の解放から始まっていきます。「女性が水から上がるとアザラシも上がってきて彼女を抱きしめる」- この中で語られている"水"は潜在意識の象徴です。1つ前の星座・魚座を連想させますね。海の生き物であるアザラシを引き連れているのは、魚座シーズン中に育んだ創造性を一緒に連れてきたのでしょうか。
そんな意味の新月が今回は2ハウスで起きているので、実態のないものをしっかり現実に適応させて形にする意図があります。新月のテーマを表すASCが山羊座であるところから見ても、実は非常に現実的です。今回の山羊座は22度と人としての誠実さを大切にする度数。自分らしさを具体化したり、仕事や日常に活かしたりするには、真摯で堅実的な姿勢も必要であることが示されています。
自分らしい直感(火)×堅実で具体的な行動(土)-この組み合わせは2023年全体を通して重要なキーワードになっています。
新月~満月へ
3/25 クレセントムーン (動き出す 行動計画 好奇心)
3/29 蟹座上弦の月 (行動確認 吸収 成長)
4/2 ギバウスムーン (努力 不足点を探す 忍耐)
牡羊座新月~天秤座満月にかけては、直感やインスピレーションなど自分の内面的なものを感じ取ろうとすることで、太陽牡羊座=自分のアイデンティティを明確にしようとしています。
ただ、3/29に蟹座上弦の月を迎える頃からは、周囲の人と心を通わせる雰囲気も少しずつ混ざり始めます(3/25の火星蟹座入りも影響しています)。上弦の月は12ハウスで起きるので、人との繋がりを通して自分の心にも深くアクセスすることができそうです。
4/6 天秤座満月について
4月6日 13時34分に天秤座満月を迎えます。AC(テーマ)・太陽(行動)・月(気持ち)・MC(到達点)から、満月の全体像を探ってみます。
天秤座満月が起きるのはサビアン17度。この度数で満月を迎えるのは昨年10月の牡羊座満月からずっと続いており、今回でラストになります。17度には価値観の転換を受け入れて新たな方面へ向かう意味があります。それが昨年の牡羊座満月で始まり、今回の天秤座満月で終わる-。
牡羊座と天秤座には「自分像を見いだす」という共通テーマがあります。つまり、昨年秋から約半年かけて、今までの価値観から脱却し続け(毎回満月の度に・・・と考えるとなかなかハードですね笑)、4月6日の天秤座満月で「ありのままの自分」探しはいったん集大成を迎えると言えます。
牡羊座新月で自分の直感に従い、それを日常に落とし込むべく行動し続けることで、様々な人や情報に触れることになり、そこから「等身大の自分」に気付くことができるでしょう。
また、この満月から次の新月まで目指すゴール・MCは牡牛座で、牡羊座新月のASC(山羊座)と同様に、堅実で具体的な行動(土エレメント)がここで再び強調されているのも要注目のポイントですね。
満月~次の新月へ
4/10 ディセミネイティングムーン (共有 シェア 観察)
4/13 山羊座下弦の月 (内面確認 見極める)
4/17 バルサミックムーン (内観 1人の時間 断捨離)
まとめ
天秤座満月の前と後を比較すると、意識のモードが変化していることがわかると思います。新月~満月では、「自分の直感に従う」「自分の情熱を解放する」この2つがメインでしたが、天秤座満月で"ありのままの自分"に気付いてからは、そんな自分の活かし方を探るフェーズへと入っていきます。
そしてこのテーマはそのまま次の牡牛座シーズン(4/20~5/21)にも引き継がれていきます。
ありのままの個性や才能って何だろう?
それを表現するためにはどうしたら良いんだろう?
自分らしくいられるための環境はどうしたら作れるんだろう?
これらを明らかにしていくのが、4/20の牡羊座新月と5/6の蠍座満月です。この2つはそれぞれ日食と月食を伴うので、パワーも強いですし、かなり大きなインパクトを持つものとなるでしょう。
そして3/22の牡羊座新月から始まった1ヶ月は、次の新月&日食へ向かうための前段階として、「自分にも周りにも素直であること」「オープンマインドでいること」「自分の心の機敏にフォーカスすること」-これらのメッセージを投げかけ続けています。
牡羊座の季節はとりあえず色々試して、ぶつかって失敗して(今回の月相の太陽はそんなサビアンが多かったですよね)、そこから学べるときなので、「これは私の本心かな?」「もしもこれが本当はやりたいことじゃなかったら・・・」などの心配は横に置いておいて、まずは動いてみることがとても重要です。
そして実際に行動してみて、あなたの心は何を感じたか?それをしっかり観察して、正直な感覚を何よりも大切にしていきましょう。等身大の自分らしさを少しずつ開いて、次の季節へ繋げていってくださいね。
今回の記事で8つの月相に興味を持った方、もっと詳しくその他の星の動きも含めて知りたい方は「2023年牡羊座シーズン 星よみレター」をご覧ください。
春分や冥王星水瓶座入り、来月の水星逆行の兆候について解説しています。
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