アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ氏ネイタル

『星の王子さま』(原題"Le Petit Prince")の作者として有名なアントワーヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine Marie Jean-Baptiste Roger, comte de Saint-Exupéry)のネイタルチャートです。

生まれる前の日蝕は双子座の6度台(数え7度)サビアンシンボルは「古風な井戸」です。自分が得たものを他の人に還元するという意味があるそうです。

アセンダントは乙女座(軍人という感じがしますね)で、ルーラーの金星は11室蟹座に。11室はさらに獅子座に水星と月。蟹座なので自分の属するもの(国とか家族とか)を守りたい感じがしますね。社交的というか、共感を集めたりしていたのかなという感じがします。実際ドイツにも信奉者がいて彼の部隊とは戦いたくないという人もいたそうです。

10室双子座のMC附近に火星があり、4室射手座の木星(IC附近)、天王星とオポジション。10室双子座にはドラゴンテイル、冥王星、海王星も。蟹座には太陽。双子座の星たちは、作家としての彼の仕事を思わせるとともに、飛行機乗りとして(民間にいた時代も含め)の仕事も思わせます。また、飛行機乗りとして命を落としたということも感じさせます。MC附近の火星は8室(死の意味もあります)のルーラーでもありますし。4室射手座(土星は4室山羊座)の星たちと、10室の星たちがオポジションなのもまた、国を守ることと、彼の仕事やそれに伴う死を感じさせます。4室射手座はアメリカ亡命したことなども思わせます。

双子座の火星と獅子座の水星はセクスタイル、それらと土星がクインカンクスのヨドが出来ています。火星は10室、水星は11室で、『星の王子さま』は凄い人間観察の本だと思いますが、そんなところにもこの配置が利いているように思います。

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