ミッドポイントが面白い😆
最近、ドイツから取り寄せたウラニアン占星術の本とか、あるいはエバーティン先生の本などをよく参照して、自分のミッドポイントなども見てみているのですが、なかなか面白いです。残酷なくらい赤裸々にしてしまうような感じもしますが。😅
ところで、Ludwig Rudolph & Hermann Lefeldt:"RULES FOR PLANETARY PICTURES"という本によれば、水星と天王星のミッドポイントは占星家、天文学者、技術者、数学者の主要な軸だそうです。
そんなわけで、占星術で有名なマドモアゼル・愛先生と松村潔先生の場合を見てみたいと思います。
マドモアゼル・愛先生の場合:
水星は山羊座で、天王星は蟹座、それらのミッドポイントは牡羊座の10度28分で、サビアンシンボルは「国の支配者」です。これもなるほどという感じがするのですが、通常ミッドポイントはその度数のコンジャンクション、オポジション、スクエア(さらにはセミスクエアとセスキコードレートを加える場合も)になる天体が何であるかで読むわけですが、牡羊座の9度42分にドラゴンヘッドがあります。また反対側の天秤座10度23分にポセイドンがあります。90度ダイヤル方式で水星/天王星=ドラゴンヘッド=ポセイドンと書けるわけです。ドラゴンヘッドはウラニアン占星術ではつながりとして捉えますから、占星術を通した人々とのつながり、そしてポセイドンは精神性や深い考えを意味するとされ、愛先生の占星術に関する深い見識を思わせます。
松村潔先生の場合:
水星は牡羊座、天王星は蟹座で、それらのミッドポイントは牡牛座23度15分、サビアンシンボルは「宝石店」です。伝統的な技術とかそういう解釈もさることながら、松村先生の本はいろいろ出ていて、宝石店のショーケースのようですね。牡牛座の24度25分にクロノスがあり、水星/天王星=クロノスと書けるわけです。クロノスは独立とか、長とか、権威などの意味があります。アンチの方もいるのでしょうけど、日本の占星術では非常に有名な方ですのでなるほどという感じがします。また、独自路線という感じもしますね。