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仕事前のひと時思ったこと

朝、目をさますと巨大な虫になっていたのは
カフカ作『変身』の主人公グレゴールだけど

実際には朝、目を覚ますとインフルエンサーになっていた
なんてことはあるわけもなく
目覚めてもいつもの日常が始まるだけなのだ

せいぜい、寝違えて首が痛くなっていたとか
変な姿勢で寝てたから腕がしびれているとか
マットレスのせいで腰が痛いとか

体調があまりよろしくない目覚めが多いのは年のせいなのか…
巨大な虫になっていたよりはましだけど

今朝はおかげさまでこれと言った不快な目覚めをすることなく
ありがたいことに虫にもなっておらず
窓の外の曇り空を覗き見て秋を感じ
着る服を選んで仕事へと出かけたのであります

昨晩は車をいつもと違う場所に停めていたので
ちょっとばかり通勤路を変更したら
おいしそうなカフェの前を通ることになったので
サクッと寄って朝食を買ってみた

ハムを挟んだクロワッサンと、マッシュポテトをくるんだ名前のわからないパンの2つ
まだ食べてないけど多分おいしい
見た目が美味しそうだからきっと…あってる(はず)

自己紹介が遅れたけど
私はわけあってドイツに住んでいる
訳ありっていうとなんか好ましくない状況みたいだけど
そういうのではなく、ただ本当に訳があって住んでいる

ここは日本より不便なことが多いのは事実で
痛いところに手が届くサービス、いつでもどこでもなんでも手に入る環境
どこにいても安くて美味しいものが食べられるっていうのは本当に日本の素晴らしいところって
つくづく、しみじみ、まじまじと思うのですよ

ただ、人の目を気にしなくていいのは気楽
すっぴんで出かけたり、部屋着でちょっとそこまで行ったりも全然できてしまう
ずぼらな私はもうここから抜け出せなくなりつつあったりもするわけで

なので日本の町とか文化をそっくりそのまま持ってきて
ドイツに住めたらそれが一番だなぁと
オフィスで緑茶をすすりながら思ったけど
そしたらドイツの意味ねえわと秒で打ち消す仕事前のひと時

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