
本当は13星座?へびつかい座が12星座に入らない理由とは
「あなたの星座、本当に合ってますか?」
12星座占いは私たちにとって馴染み深いものですが、実は天文学的に見ると 「へびつかい座」 という星座も黄道上に存在し、本来は 13星座 になるという説があります。
※黄道とは、地球から見た「太陽の通り道」のことです。
12星座はいずれも、この黄道上に存在しています。
「えっ、じゃあ私の星座変わるの?」と思った方もいるかもしれませんね。
でも安心してください。 占星術 では、古くから 12星座 のまま採用されています。
では、なぜへびつかい座は除外されているのでしょうか?そして、13星座占いの信ぴょう性は?
この記事では、
12星座と13星座の違い
へびつかい座が占星術に含まれない理由
13星座占いの信ぴょう性
について、詳しく解説していきます!
1. そもそも「星座」とは?

「星座ってそもそも何?」と聞かれたとき、すぐに答えられるでしょうか?
夜空に輝く星々は、古くから人々の目印として使われてきました。その星々を結びつけて、動物や神話の登場人物の形に見立てたものが 「星座」 です。
でも、星座には 天文学的な星座 と 占星術の星座 という2つの概念があります。
①天文学的な星座と占星術の違い
天文学的な星座 は、国際天文学連合(IAU)によって定められた 88の星座 のこと。実際の空に存在する星々を、科学的な基準で分類しています。
占星術の星座 は、太陽の通り道である 「黄道」 上にある星座をもとにした12星座のこと。こちらは 占い のために体系化されたものです。
つまり、 天文学と占星術では、星座の扱い方が違う ということです。
②12星座の由来と黄道とは?
占星術の12星座は、古代バビロニア文明で生まれました。太陽が1年をかけて通る道(黄道)に沿って、星座を12に区切ったものが今の 12星座占い のもとになっています。
しかし、実際の天文学では 黄道上には13の星座が存在 します。では、なぜ占星術では「12星座」が使われ続けているのでしょうか?
次の章では、 「へびつかい座」が加わると13星座になるのか? について詳しく解説します!
2. へびつかい座が加わると13星座になる?

「へびつかい座って何?」と思った方もいるかもしれません。
へびつかい座は、 さそり座といて座の間 に位置する星座で、黄道上にある星座のひとつです。しかし、占星術の12星座には含まれていません。
では、なぜへびつかい座が 13番目の星座 と言われるのでしょうか?
①へびつかい座とはどんな星座?
へびつかい座(Ophiuchus)は、古代ギリシャ神話の 名医アスクレピオス を象徴する星座です。アスクレピオスは、蛇(へび)を使って 死者を蘇らせる術 を持っていたと言われています。
この星座は実際の夜空にも存在し、黄道上の一部を占めています。そのため、天文学的には 太陽がへびつかい座を通過する期間がある ため、「13星座」という考え方が生まれました。
②13星座にすると何が変わるのか?
もし、へびつかい座を加えて13星座制にすると、 自分の星座が変わる可能性 があります。
たとえば、
さそり座の期間は短縮(11月23日~11月29日)
へびつかい座の期間が追加(11月30日~12月17日)
というように、星座の区分が変わってしまうのです。
「えっ、じゃあ今までの12星座は間違ってたの?」と不安になるかもしれませんが、大丈夫です!
実は、占星術では 12星座のままで問題ない理由 があるのです。
次の章では、 「なぜ占星術では12星座のままなのか?」 について詳しく解説します!
3. なぜ占星術では12星座のままなのか?

「へびつかい座が黄道上にあるなら、13星座にすべきでは?」と思うかもしれませんね。でも、 占星術では今も12星座が使われ続けています。その理由は、占星術の成り立ちと仕組みに関係しています。
① 12星座のバランスと占いの仕組み
占星術では、 「12」という数字に重要な意味 があります。
1年は 12か月
1日は 昼と夜(2つ)×12時間=24時間
黄道は 30度×12星座=360度
この 12等分 されたバランスが、占星術の基盤となっているのです。
もし13星座にすると、 均等な区分が崩れてしまい、占星術の計算や解釈が複雑になる ため、12星座のままにしているのです。
② へびつかい座を含めると問題がある?
13星座を採用すると、 星座ごとの期間がバラバラになり、占星術のシステムが崩れてしまいます。
例えば、さそり座はたった 7日間(11月23日~11月29日) しかなくなり、へびつかい座が 18日間(11月30日~12月17日) になるなど、星座の長さにばらつきが生じてしまうのです。
占星術は 象徴的なシステム であり、正確な天文学とは異なるルールのもとに成り立っています。そのため、 あえて13星座を採用しない という考え方が一般的なのです。
③ 占星術と天文学は目的が違う
天文学 :科学的に星の位置を観測し、星座を分類するもの
占星術 :星の配置から、人の性格や運命を読み解くもの
天文学的には へびつかい座が黄道上に存在するのは事実 ですが、占星術では 「12星座」の体系の方が重要 なのです。
つまり、 12星座は間違いではなく、占星術に最適化されたシステム なのです。
では、13星座占いは信ぴょう性があるのでしょうか?
次の章で詳しく解説します!
4. 13星座占いの信ぴょう性は?

「12星座は古い? 13星座の方が当たる?」
そんな疑問を持つ人もいるかもしれませんね。実際に、「13星座占い」というものも存在します。しかし、本当に信ぴょう性があるのでしょうか?
① 13星座占いは当たるのか?
13星座占いは、天文学的に正しい星座の配置をもとに考えられた占いです。
しかし、 占星術の「12星座」は長い歴史の中で体系化され、実際に多くの人の性格や運命に関するパターンが確立されています。
一方、13星座占いは比較的新しい概念であり、 占星術のシステムと完全には一致していません。そのため、12星座の占いほど広く活用されていないのです。
② へびつかい座の性格や特徴は?
13星座占いでは、 へびつかい座の人の性格 について、以下のように説明されることが多いです。
直感が鋭く、神秘的な魅力を持つ
知識欲が強く、探求心が旺盛
ヒーラーや指導者の資質を持つ
これは、へびつかい座が 「医療の神」アスクレピオスに由来する星座 だからと考えられています。
しかし、これは 12星座の枠組みで考えた場合の特徴の一つ であり、必ずしも13星座の占いが12星座占いより正確とは言えません。
③ 12星座占いとの違いは?
12星座占い → 長い歴史があり、多くの人に当てはまりやすい
13星座占い → 天文学的な正しさを重視した新しい解釈
13星座占いは、「12星座の占いが合わない」と感じる人にとっては新しい視点を提供するものかもしれません。
しかし、 12星座占いが完全に間違っているわけではなく、あくまで「占星術としての体系」を重視しているのが12星座 なのです。
【今日のまとめ】
天文学的には13星座あるが、占星術は12星座の体系が重要
へびつかい座を入れると星座のバランスが崩れてしまう
13星座占いもあるが、12星座の方が歴史があり信頼されている
結局のところ、「12星座と13星座のどちらを信じるべき?」という疑問には、 「自分がしっくりくる方でOK!」 という答えが一番しっくりくるかもしれませんね。
星占いは、自分を知るためのヒントのひとつ。12星座も13星座も、それぞれの視点で楽しんでみるのがいいのではないでしょうか?