誕生日占いの落とし穴
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誕生日占星術だけでも未来を予測するには色々な方法があります。
(以下、誕生日占い=ネイタル占星術)
しかし、ネイタル占星術一本槍では思わぬ落とし穴にハマります。
ネイタル占星術では色々な物事を予想する時にも使われています。
例えば、政治ですね。
その一つに、2004年アメリカ合衆国大統領選挙があります。
共和党 ジョージ・W・ブッシュ VS 民主党 ジョン・ケリー
現職の小ブッシュが再選されるかどうか?というのが焦点でした。
結果は御存知の通り、小ブッシュの勝利で二期目を決めました。
しかし非常に面白いことに、多くの占星術師たちは、
ジョン・ケリーの勝利を予想していたのです。
ここで大事なのが「なぜ当たらなかったのか?」ということです。
多くの占星術師達はジョン・ケリーの勝利を予想しました。
そして実際に、ジョン・ケリーのネイタルでは、大統領選ではやはり良い状態だったのです。
一方の小ブッシュはどうでしょう?
小ブッシュのチャートはこの時期、特に良いところはありませんでした。
良いところが無いのに勝利した!?
その理由はなかなか想像がつかないと思います。
私もホラリーの経験がなければ、なぜか?と悩みます。
(ホラリー占星術=質問をもらったその時その場で立てたホロスコープで占う占星術)
「知らない新しい法則とかあるのかな?
もしかしたら、たまたま外れたってことじゃないかな?」
なんて考えると思います。
後付けでわかることですが、重要なのは小ブッシュはこのとき現職であったことです。
現職が勝利するためには、その時の星回りで特別良いチャートである必要はありません。
現状維持すれば良いからです。
逆に挑戦者は格別よい必要があります。
今よりももっと上を目指しているからです。
結局ネイタルチャートから読み取れたことは、ジョン・ケリーはこのとき人生の絶頂であるということでした。
それは大統領になることを意味するわけではありません。
大統領候補になったということが絶頂であったということです。
結局、人生の絶頂がどのようであるかをネイタル占星術では教えてくれません。
ホラリー占星術であれば、単純にブッシュ対ケリーという質問自体を取り扱うので判断できます。
このようにネイタル占星術一本でやっていると、とんでもない間違いを犯すことがあります。
何でもかんでもネイタル占星術ではなく、時と場合によってホラリー占星術なども使い分けていくことが大事ではないでしょうか?
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