宇宙ライフ研究家/平原雄太

小学生の頃から星に魅了されて来ました。「宇宙の家」を創出する株式会社アストロノートの代表をしています。自宅のベランダで双眼鏡を片手にどこまで星が見えるか挑戦するのが楽しみです★https://www.astronote.co.jp/

宇宙ライフ研究家/平原雄太

小学生の頃から星に魅了されて来ました。「宇宙の家」を創出する株式会社アストロノートの代表をしています。自宅のベランダで双眼鏡を片手にどこまで星が見えるか挑戦するのが楽しみです★https://www.astronote.co.jp/

最近の記事

【宇宙の音楽】MOON RIVER

月は地球の衛星であり29.5日で満ち欠けを繰り返しています。太陰暦ではこの月の満ち欠けを暦として使っています。太陽と違い月は観測しやすくその美しさに引き込まれやすいのが特徴です。ほぼ毎月訪れる満月を見つけると嬉しくなってきます。 月の音楽としてまず思い浮かぶのが「MOON RIVER」。満月の夜、大河の水面に月の光が反射して幻想的な世界を作り出してくれます。ここでご紹介する「MOON RIVER」では歌手のHalie Lorenが静かなピアノの伴奏と共に語り掛けるように歌っ

    • 銀河鉄道に乗車【サンライズ出雲】

      現在、日本で定期運行されている唯一の寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」。この列車に乗車すると寝台のベッドに寝ころびながら星や星座を見ることができます。これこそまさに「銀河鉄道」。夜汽車に揺られて流れ行く景色の中にひっそりと輝く星を仰ぎ見るのは至福の時間です。 「銀河鉄道」といえば先にご紹介した「銀河鉄道の夜」や「銀河鉄道999」などがあります。これらは空想の世界で現実には存在しませんが、この寝台特急サンライズは実際に乗車することができます。乗車してベッドに横たわりながら星や星

      • 銀河鉄道999

        テレビドラマ開始から1年が経った1979年「劇場版 銀河鉄道999」は映画公開されました。主人公の星野鉄郎は機械化された地球で生身の人間が追いやられる中、自分もただで機械の体をくれるという星「アンドロメダ」に向けて謎の女性メーテルと共に地球を出発。さまざまな困難に遭遇しながらも鉄郎は自身の優しさと行動力で旅を続けていきます。 この映画は光と闇の演出が巧妙で、宇宙を舞台とした物語を印象的に描いています。汽車に乗りながら、いろいろな星を次々と旅するスタイルも自分が本当に宇宙旅行

        • 「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治)

          大正時代の作家・宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」。ここでは主人公のジョバンニが病気がちの母親の面倒を見ながらアルバイトもして学校に通っています。遠洋漁業に出ている父親のことを友達からからかわれていても親友のカムパネルラだけはいつも自分の味方です。ジョバンニはそんなカムパネルラと夢の中で旅をします。 銀河鉄道は「北十字」と言われるはくちょう座のデネブから「南十字」と言われるみなみじゅうじ座まで南北に伸びる天の川に沿って旅をして行きます。 出発地ははくちょう座の「銀河ステーシ

          「七夕」久しぶりの再会/7月7日

          今年は梅雨明けが異常に早く先週までは大変な猛暑でした。毎日うだるような暑さで苦しい日々が続くものの、これなら今年の「七夕」はよく見えるだろうと期待していました。ところが今週からまさかの梅雨に戻ったような空模様。やはり7月7日は晴れないのかとあきらめていました。 「今年もダメか」と思っていたところ、今日は午後から雨が上がり晴れてきました。夜になるとわずかに雲があるもののおおむね晴れが続いています。そんな中、東の空を眺めてみるとちょうどいい高さに織姫星(ベガ)と彦星星(アルタイ

          「七夕」久しぶりの再会/7月7日

          東京プラネタリウム

          今週の7月7日(木)の七夕の日、NHK-BSプレミアムで「東京プラネタリウム~七夕恋をかなえる星月夜~」が再放送されます。これは2020年の番組ですが去年に続いてまた今年も登場します。 街明かりで星空を失った大都市・東京。一等星は何とか見えてもそれ以下の星はほとんど見えないのではないでしょうか。しかし、江戸時代の浮世絵の多くには満天の星が描かれていました。 「夜桜美人図」。江戸時代後期に葛飾応為によって描かれた作品です。応為は江戸を代表する浮世絵師葛飾北斎の娘です。繊細な

          羽田から伊丹までの経由便

          大阪までの出張に際してマイルを使って飛行機で行くことにしました。インターネットで検索してみるといろいろな時刻の飛行機が表示されていました。初めのうちはすべて「直行便」だったのですが、途中から経由便が出てきました。しかも必要マイル数は変わりません。 折角の機会なので経由便を利用することにしました。今回は羽田空港から一度宮崎空港に行き、乗り換えて伊丹空港に行くルート。何故わざわざ九州まで行くのかとも思いますが飛行機好きの私にとってはかえってこの方がいい感じです。 しかも宮崎か

          羽田から伊丹までの経由便

          惑星直列

          6/25(土)の明け方、東の空に惑星が勢ぞろい。水星、金星、三日月、火星、木星、土星が一列に並びました。 夜中は空半分が雲に覆われていましたが3:00am過ぎ頃から快晴になりました。風は吹いていましたが心地良く、最高の環境で素晴らしい天体ショーを満喫しました。しかも自宅のベランダから気軽にここまで美しい景色を楽しめるとは驚きです。 中でも水星と金星は地球より内側の内惑星。空に見えるのは明け方か夕暮れのどちらかです。水星に関しては太陽に一番近く条件が整わないと見ることができ

          新月に星を見よう

          この週末6/25(土)、6/26(日)は星を見るチャンス。 月齢でいうと25.1(6/25)と26.1(6/26)となり暗い月となっています。月齢は0から30までありますが毎日ほぼ1ずつ数字が大きくなっていきます。月齢0は真っ暗な新月、月齢15は満月となり、「十五夜の月」などといって満月を楽しむ風習があります。そこから月齢が30になると再び真っ暗になり0からまた月齢が上がっていきます。 月にも月の出と月の入りがあります。今週末はそれぞれ15:37(6/25)、16:37(

          SLS(Space Launch System)/NASA次世代ロケット

          現在アメリカのNASAはアポロ計画以来50年ぶりの次世代ロケット「SLS(Space Launch System)」の開発を行っています。2028年に月面に恒久的なコロニーを作るといった「アルテミス計画」が進んでいるのです。 SLSはアポロ計画に使用したサターン5型ロケットの1.5倍となる46tの貨物を月軌道へ運ぶことができます。推力は4000tにもなりその60%が両サイドに装着される固体ロケットブースターで賄われます。 人類は1972年のアポロ17号を最後に誰も月に行っ

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          コニカミノルタ/プラネタリア横浜

          2022年3月に横浜の新高島に新設された「コニカミノルタ/プラネタリアYOKOHAMA」。これまでの投影機を使って白い球体のドームに映し出すものではなく、ドーム全体がLEDで出来ていてその明るさと繊細さには圧倒されます。しかも上映中に写真撮影ができるといったこれまでのプラネタリウムでは考えられないルールになっています。 月のクレーターがはっきり見えて月面世界を詳細に表現しています。木星だって写真集を開いているような感じ。星座をイメージしたデザイン画もいい雰囲気です。 宇宙

          コニカミノルタ/プラネタリア横浜

          毎日1°西に移動する星々

          この時期になると夜8時から9時頃の宵の口、東の空にこと座の「ベガ」がはっきりと輝いています。地球から見える恒星の中で5番目に明るい星となります。 6月のこの時期ベガはとても見やすい高さにありますが、この星は1ヵ月後には30°程上空に移動してしまいます。例えば同じ8時でもこれだけ高くなると見える角度が違ってきます。これは地球が太陽の周りを回る公転を行っているためです。 ご存じのように地球は太陽の周りを1年間12ヵ月掛けて公転しています。ベガは太陽系から見るといつも同じ方向に

          毎日1°西に移動する星々

          ピーターパン空の旅/東京ディズニーランド

          自分の部屋でゴンドラに乗り、そのまま窓からフワッと夜空に飛び立って行きます。最初から最高の演出。そんな風に空中散歩をしてみたいです。 間もなく空から見下ろすと眼下に夜の街が見えてきます。そこには時計台やお店、人々の家が広がっています。街明かりが美しいロンドンの上空を優雅に飛行するその景色に魅了されてしまいます。 ゴンドラがさらに高度を上げて行くと上に下に多くの星が見えてきます。まるで宇宙を飛んでいるような気分になりました。よく見るとこれらの星の世界は奥行きを感じます。どう

          ピーターパン空の旅/東京ディズニーランド

          スペース・マウンテン/東京ディズニーランド

          暗闇の中で高速で走っていくジェットコースターがとにかく怖い! 先のレールが一切見えない中での急降下や急上昇、急旋回などは身構えることができず体が振り乱されます。星が綺麗に輝いているのにそれを楽しむ余裕はありません。走り終わったあとは気分爽快というよりは疲労困憊状態ですぐには動けませんでした。 それでもスペースマウンテンは宇宙をテーマとした独自の世界を作り上げています。他にはないひとつのエンターテインメントとして素晴らしいアトラクションではないでしょうか。 スペース・マウ

          スペース・マウンテン/東京ディズニーランド

          スター・ツアーズ/東京ディズニーランド

          東京ディズニーランドで宇宙といえばまずは「スター・ツアーズ」。 建物に入るなり宇宙基地が作られています。ドロイドたちの作業現場を見たり説明を受けて宇宙船に乗り込み出発するのですが、パイロットは飛行経験のないC3PO。始めはスターツアーズ社の宇宙旅行に行く予定でしたが、出発しようとするとスターウォーズでお馴染みの敵が現れて緊急出動します。銀河帝国と反乱同盟の戦いに巻き込まれてしまうのです。 そこから宇宙での戦いが始まります。これからがスターツアーズの魅せどころで、敵の攻撃を

          スター・ツアーズ/東京ディズニーランド

          トップガン/マーヴェリック

          1986年に公開された第一作目の「トップガン」によってトム・クルーズは大躍進を遂げました。 この第一作が大きなヒットとなりトップガン2を制作しようという話もこれまで数多く持ち上がりました。 しかし、この成功があまりにも大きかったため、新しく制作されるトップガン2がそれ程でもないと、これにより初めの大成功が台無しになりかねないことをトム・クルーズは危惧していました。 第一作から36年が経ち トムクルーズが満を持して今回の「トップガン/マーヴェリック」を制作しました。 こ

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