コロちゃんの病気について
2月23日に急性腎不全で亡くなってしまった愛猫のコロちゃんの病気について書きました。
急性腎不全により1月末〜2月頭と2月21からの2度入院をしており、入院中の2月23日に息を引き取りました。
一度目の入院は尿道閉塞で排尿が出来ない状態でした。結石ではなく、尿道付近が炎症を起こして圧迫されていたらしいです。入院治療によって翌日には少し排尿もあり、その翌日には食欲も回復し、階段を上がるような回復の後2月4日に退院しました。
その後、暫く体調が良く途中通院して血液検査も受けて数値も確認しながらですが安定を確認しながら減薬しつつ生活していましたが2月21日の朝にひどい嘔吐をし、それでも少しご飯やおやつを食べていましたが夕方に病院に連れて行ったところ腎臓関連の数値が上がっており、再燃が確認されたため二度目の入院となりました。
二度目の入院にて治療を勧めてもらいましたが、二度目の入院ではなかなか排尿がありませんでした。翌日22日には吐き気どめのせいか吐くことはなくなりましたが、尿が出ない=毒素が溜まるので気持ち悪そうに口周りがよだれでベロベロになってしまっていました。
そして23日、この日は動物病院自体が休診だったのでお見舞いにも行けなかったのですが、夜に病院から電話がかかって来て、未だ排尿がなくかなり容態が悪いとの連絡があり、母と妹と私とで面会に行きました。腎臓や尿路関連の炎症はおさまって来ていたけれど排尿がなく、明日の朝までに排尿が無ければ腎臓から直接尿を出すバイパスを作る手術が必要との説明を受けました。
先生からは手術に耐えられるかはわからない、朝まで持つかもちょっと何とも言えないと言葉を濁されていました。
(病状としては尿が出なくてパンパンになっているというよりも尿自体があまり作られていないという状態だったので正直朝まで持たないんじゃ無いかって私も思ってました。)
血中のカリウムの数値が高く、今も薬で抑えているけどこれ以上上がってしまうと心臓に負担が掛かってしまい呼吸が出来なくなるとのことでした。昨年父(生きてます)が心不全で入院した時に撮った肺のレントゲンの下部が真っ白だったことを思い出しました。心臓が上手く動かなくなると血液の交換が出来ず肺に水が溜まってしまうそう所謂溺れた状態に近くなるそうです。おそらくそんな感じなのかと考えていました。実際にその時のコロちゃんは口呼吸でつらそうでした。
その後、帰宅した少し後に再び電話があり、容態が急変して呼吸状態が悪くなったと連絡があり、父母と3人で病院に行き、最期を看取る形となりました。
その後の話に関してはまた別記事にしたいと思います。
実はコロちゃんは去年の春くらいに健康診断に行った時に、甲状腺の病気があることと、腎臓が片方機能していないことが判明していました。お恥ずかしながら今まで健診をしたことがなくて、チョビの件があったので受けたところでした。
そこで判明したので先天的なのか後天的かは判断が付かなかったのですが、片方の腎臓が萎縮してしまっていてほとんど働いていなく、片方の腎臓で頑張ってくれていました。その原因は不明で、猫にはたまにあることだそうです。なので、もしかしたら同じことがもう片方の腎臓に起こった可能性もあります。
一度目の入院の時の尿検査にて細菌やウイルスは確認できなかったのですが(ちなみに結石はなかったです)もしかしたら自己免疫系の疾患だった可能性も否定出来ないそうです。
自己免疫系の疾患だった場合、免疫が何らかのエラーで身体を破壊してしまうことが起こります。
例)免疫が赤血球を破壊→貧血 毛包の組織を攻撃→脱毛
のような形だそうです。
もしかしたら一つ目の腎臓もそれにより破壊されてしまった可能性もあるとのことでした。
その後、二度目の検査の前に亡くなってしまったので詳しくは分からずではありましたが、一つの腎臓しかなかったのに11年も頑張ってくれたことには本当によく頑張ったねという気持ちです。
また、休診日にも関わらずコロちゃんに立ち会ってくれた主治医には心から感謝しております。
最後に、気になっていらっしゃる方も多いと思いますが医療費についてです。
命の話をしているのにお金の話なんてと思われるかもしれませんが、命を守るためにお金は必要です。
私が大声で言いたいのは
とにかくペット保険に入ってくれ!!!!
ということです。
保険料が痛いから無理…とか、面倒くさくて後回しにしてる…とか、多頭飼いだから全部保険に入れたら保険料が嵩む…とか
無責任に飼わないで欲しい。
過激な言葉になってすみません。
でも目の前にいる命が医療を受けられるかどうか決めるのは、ペット自身じゃなくて飼い主です。
お金がないから医療を与えられないというのだけは絶対にやめてほしい。
(別に何があっても普通に払える人なら要らないと思います!勿論!)
今回コロちゃんの件での一度目の入院費は4泊5日で約20万でした。
二度目に関してはチョビ(もう1匹の猫)の通院時に清算になるため後日追記します。
コロちゃんの場合は後日振り込みの保険ですが通院も入院も出る保険に入っていたので自己負担30%で70%は返ってくる形となります。
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3月28日追記
すっかり遅くなってしまいましたが、2度目の入院を精算した時のスクショです。
3泊4日の入院でした。
病気はお金があれば必ず治るというわけではありません。
が、場合にもよりますが多くの場合、選択肢を増やすことは出来ます。
保険が適用されないケースもあるかとは思います。
でも出せる時にポンと出せる人以外は保険に入って欲しい。
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因みにチョビが悪性リンパ腫を患った時は2週間に1回4万前後が半年続いて、トータルでは60万近くになってます。
こちらはなんと、入っていた保険が適応されなかったので全部実費でした🥹
チョビにかけていた保険は入院手術の保険だったので、日帰り抗がん剤治療は適応されなかったんですよね🙃
出来れば通院でも出る保険に入って…
とにかくペット保険がもっと身近になることを祈ってます。
(実はペット保険の営業マンに転職しようか迷ったくらいです!)
お金で小さな命を諦めないでくれ!
人間は唯一死を選ぶ動物だけど、他の動物はとにかく生を選びたいと私は思っているので、私はそれを支えたいと思っています。
ただ、治療の末あまりにも辛そうなので緩和しながら看取る選択をされた方を否定するつもりは毛頭ないです。
1匹でも多く、少しでも長く飼い主さんと一緒にいられる世界を心より祈っています…!