ASTROSCOPE かんわ 2
これほど書くことへのモチベーションが低くなったことはない。
ありとあらゆることに、行き詰まり、底見え、立ち止まり、前向きな言葉が浮かばないどころか、前にも後ろにも言葉が出なくなって久しい。
生まれて初めて、文字を読むことに抵抗が生まれた。インプットもままならなかった。
そんな時間が昨年から進行して今に至る。頭に物事が入ってこない、眠れない。
何もできない、と覆いかぶさる無力感はすさまじい。
そのことだけは濁った感性に一番鋭く刺さっている。
刺さったままくたばっている。
いま、やっとのことで手を動かしていて、くたばりながらもしかるべき現実的な対応(通院など)をしながら生活している。
くたばっている間に、ありとあらゆる物事が降りかかる。積もっていく。
時間も経った。多くのことが変わった。
刺される理不尽さも、何も知らないふがいなさも、すべてが重なって身に降りかかっていく。
揉まれて角の取れた面白くない自分が見える。
面白いだけじゃ生きていけない。食えないし、「意味」がない。
己の最大の敵は自分自身なのだと、まさにその通りで、目の前に立ちはだかっているのは何もできないでくたばっている自分なのである。
漠然と全方位へつながる道であり、行き止まりに倒れている。
この行き止まりから、どこへ行こうか恐ろしい限りだ。おびえているのだ。
こんなに臆病になるなんて、数年前の自分は想像もしていなかった、と思う。
そんな自分にいらだち怒り、鬱屈した思いが積み重なる。
捻くれた思考の濁流の中で、中身のない悶々とした心境だけが書きあがってしまった。
しばらくこの調子が続きそうである。
ここにずっと、くたばっていられない。ここにはいられないから、淀みから手を動かし足を動かして出ていきたいのだ。強い気持ちで、ここから出て行ってやるという意思だけが頭の中で後方腕組み足組み、頑として動かない。
ここが正念場である。
……やれやれ、何をやっているんだ、と自分で言いたくなる、そんな閑話でございました。
Twitter(現・X?)をご覧になっていない方からすると「あれ、閑話の方が多くない?」というご意見を頂戴しそうですね。慢性的に行き詰まり気味なのです。ただ今回は心身に影響をきたすタイプで、これからも長く筆が乗らなさそうで焦りがあります。
生ぬるく見守って、というかまたアクティブに動いているときにお会いできたら幸いです。