SVBONY MK105MMレビュー(その1)〜レビューまとめ〜
天文歴2年半のいろいろ分かってない私ですが、あろうことか『第二回「天リフ読者レビュー企画」』に名乗りを上げ、2023/7/7から3週間お借りしました。レビュー対象はSVBONYの下記3つです。
MK105MMマクストフカセグレン式鏡筒
SV135ズームアイピース7-21mm
SV207スーパープロッスル接眼レンズ15mm
最初におことわり
私は天文歴2年半なので、今回のレビューと言うか感想と言うかは話半分でお読みください。さっそく最初に「私なりの結論」書いちゃいます。
レビューまとめ
良いところ
・SVBONY初のカセグレンMK105MMはFL1500 D105のよく見える鏡筒。
・D105なので赤道儀などに載せるとき片手で持っても怖くない。
・ピントノブのトルクが軽いので、一眼レフ直焦点の手持ち撮影時にピントが合わせやすい(そんなことする人少ない?かも?)。
・SV135ズームアイピースはズームしてもほぼピント変わらず、ズームアウトで導入してズームインできるなど、なかなか便利。
特徴(注意点?)
・MK105MMはカタログスペックFL1365だが実測FL1500だった。(笠井の正立プリズム・BS双眼装置にSVBONY 25mmアイピースで月の全景がギリギリ入りました。)
・やや周辺減光が強め?かも?(眼視では気づきませんでした)
・バッフルがやや長め?かも?(周辺減光強めじゃなくてケラレ?)
・副鏡バッフルはない(と思う)。
・やや赤に寄った色調と思われ。(眼視でもわかるが好みの問題。嫌いではない)
・アリガタが対物側に寄っていてバランス点がアリガタ端部(接眼側)になる。
・バックフォーカスがやや短めで正立プリズムと双眼装置を付けたらピントが合わなかった(光路長を29mm詰めてやっとピントが合った)。
・接眼部にM42が切ってあるので一眼レフ直焦点やるのにTリングつけたらネジ頭が干渉した。(ネジを取れば大丈夫)
・SV135ズームアイピース7~21mmの21mm側で風景を見ると周辺部に色収差?が出ました。(月を見たり、Hα太陽望遠鏡で太陽を見たときは気になりませんでした)
・アイカップは接着してあるのか取れませんでした。(私の視力の関係か、アイカップが顔にややめり込むくらいにしてピントが合い、気になるので外したい)
これは買いか?
・MAK127、MC102、NexStar4SE、MAKSY60持ってるので「いまの私は」MK105MMを追加購入することはおそらくないです (^_^;;
・FL1500の長焦点をお手軽に使いたい人には良い鏡筒と思います。MAK127はより重くて太いので気合を入れたときしか使ってませんが、MK105MMなら軽くて小さめ(細め)なので思い立ったときひょいと出せます。
・ズームアイピースを初めて使いましたが気に入りました(実はレビューに申し込んだのはMK105MMよりこれ目当て)。焦点距離が10~30mmのSV170というのもあるので、どちらを買おうかな?と考え中です。(自分の用途ではSV170に傾きつつある)
補足
・SV207スーパープロッスル接眼レンズ15mmのレビューはほとんどありません。悪い印象はなんらありません。自前のアイピースは4、8、11、12.5、20、25、32でどれも1000~4000円くらいのお安いやつでアイピースにこだわりがあまりないのと(汗)、同じ焦点距離のものがなく、倍率が違ってくると印象が違うので比較して違いがあるのかないのかわからず、何を書いていいやら、と言う感じです。
私の天文歴ほか
2021年3月の終わりに買った格安望遠鏡セットSVBONY SV501Pが私の最初の望遠鏡です。その後、自作の屈折双眼望遠鏡SOGAN40(D40 FL420)、SOGAN60(GS-60Sベース)を作り、カセグレン鏡筒はMAK127を新品購入、ジャンクでMC102、NexStar4SE、MAKSY60を購入して自分で修理・改造しています。見るのはほぼ月のみで星雲などは見てません。2鏡筒のリアル双眼または双眼装置での眼視です。撮影はやりません(うまく撮れた試しがない)。今年(2023年)5月下旬にHα太陽望遠鏡HELIOS1を譲り受け、最近喜んで毎日のように見てます。日の出とともに起きてご近所公園遠征するのが日課になってます。なので早寝早起きの健康的な毎日です。天文歴はまだ2年半ほど。こんな私のレビューですので、話半分でお読みください。
詳細はその2以降
焦点距離の実測の話、双眼装置を付ける話、バッフルの話、色目の話、SVBONY SC001フィールドスコープカメラで撮ってみた話、など書きます(たぶんw)。
リンク
レビューその2:実はFL1500
レビューその3:バッフル長め
レビューその4:暖色系
レビューその5:手持ち撮影やってみた
レビューその6:おつきさま眼視観望
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