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Super WideBino36用アイカップの製作

テレコンビノを作って以来、気になっていたSuper WideBino36ですが、お値段もそれなりなので様子見をしていましたが、10/1から笠井さんの製品が値上げになると聞きおよび、どうせいつか買うなら、いまでしょ、という事で先日購入しました。いやー、自作テレコンビノよりよく見えます。満足満足。
自宅のベランダからの夜空観望がメインですが近くに街灯があるので横から照らされて直接光が目に入り気になります。そこでアイカップを作りました。


完成形

まずは完成品のご紹介。本体外周にアイカップを取り付けています。最初は接眼部の小さい円筒部分につけようかと思ったのですが、ピント調節する場合ここを回すので避けました。

アイカップなし
アイカップあり

持ち運び時を想定して工夫しています。レンズキャップをはめて、アイカップを前後逆に取り付けると専用ケースにも入ります。

持ち運び時(接眼側から)
持ち運び時(対物側から)

前後逆にはめるときに赤矢印のでっぱりに当たらないようにする必要があります。

形状設計

持ち運び状態から設計をはじめました。まず現物合わせの寸法計測です。
本体外径:58mm
本体の接眼側端から銀色のプレートまでの距離:10mm
対物側キャップまでの距離:24mm
対物側キャップの対物側端までの距離:31mm
対物側キャップ外径:63mm
でした。この寸法をもとに断面図を作成します。キャップ端まで31mmに対して高さ36mmにしていますが、アイカップを持ち運び状態で取り付けるときに5mm浅く刺して、少しでもアイカップの高さを稼いで横からの遮光の効果を高めようと考えてのことです。

断面図

この断面図をもとに回転押し出しするとこうなります。

接眼側に向けて使用時の取り付けをすると、これでは顔に当たってしまうので中央側をカットします。本体端部から接眼部端までは13mmでしたが、余裕を持って8mmでカットすることにしました。(13mmや10mmでも行けるかも知れませんが試してません)

さらに使用時に上になる方を2mm幅でスリットを入れました。最初はスリットを入れずにピッタリの寸法に仕上げて本体に差し込もうと考えましたが、寸法が小さいと入れるのが固いし擦れて本体に傷が入るかも知れません。寸法が大きいとゆるくて外れてしまいます。使っているうちに3D印刷した製品が伸びてゆるくなることもありえます。そこでスリットを入れてネジで外周を締め付けて固定することにしました。(この時点ではまだ締め付けられません)

銀色の出っ張り部の端〜端の距離を測ると56mmだったのでそれに合わせてカットし、持ち運び時に逆向きに取り付けられるようにします。

そして厚み5mm、長さ10mmの突起を付け、ネジで締め付けるための穴を開けてできあがりです。(面取りとかも入れてます)

CADデータ

STLファイル

3Dプリンタをお持ちの方はSTLをダウンロードしてプリントしてくみてください。
左目側

右目側


FreeCADファイル

修正が必要な方はこちらをご利用ください。


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