こんな世の中

パソコンが少し得意です。
どのくらい得意かと言うと高校時代にプログラマーを目指し、高校時代に上には上のプログラマーがいることに気づき、高校時代にプログラマーで世界一になるのは無理だと気づき、職業でプログラマーになるのはやめようと思ったほど得意です。(要は半人前の素人(笑))

で。
プログラマーで飯を食おうが食うまいが、プログラムを組む手順がある程度分っているのでパソコンなんかのソフトの扱いは結構早く覚えられてたんですよ。
自分だったらこういうUIにするだとか、自分だったらこんな機能を付けるはずだとか。
就職した当時はキーボードすらまともに打てる人が少なかったため、コンピューターが使えると言うキャラ付けをされてしまい、よくワープロ打ちとかDOSのセッティングとかさせられてました。

で。
気が付くと会社に入ってずっと「コンピューターに詳しい人」の位置づけのまま仕事をしています。
なぜかゲームを作る会社にいた時も「詳しい人」扱い。
みんなそれぞれの分野ではプロなんですけど、平均して使える訳じゃないからちょっとした事をよく聞かれる。
EXCELがそれなりに使えて、通信がちょっと分かって、Photoshopがちょっぴり使えて、バグ出しが得意なんて人はそんなにいない。

そう考えると、俺は詳しいんじゃなくて適応が早いだけなんですよね。
聞かれたことを知ってる訳じゃないけど、どっかからか情報を仕入れたり適当にいじったりして正解を見つけたり見つけなかったりするのが上手。
たぶん、コンピューターが普及しなかったら丸っきり出番の無いスキルだと思います。

考えてみたら会社入って今までずっとコンピュータを触る仕事で、社内の位置づけも「コンピュータに詳しい人」。
それ以外で俺の特長なんか「眠そう」とか「ダレてる」とかばかりで会社に役立ちそうな物は何もありません。
世の中にコンピューターが普及してなかったら俺は今頃無職なんじゃないでしょうか。

ああ、こんな世の中で良かった(笑)

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