和むには冗談、ナゴムには相談

「グミ・チョコレート・パイン」って映画を見た時に「チョキで勝ってどんどん先に行く人もいれば、ちょっとずつしか進めない人もいる」みたいなセリフが出てきました。

それを見た時に、これってちょっとしたゲーム理論だなぁと思ったんで、ちょっくら書いてみます。

と、その前に「グミ・チョコレート・パイン」って知ってます?
ジャンケンに勝つと、その分進める遊び。
正式名称は知りませんが(たぶん無い)、全国で遊ばれてると思います。
一般的なのは「グミ」じゃなくて「グリコ」ですね。
たぶん会社名なんで、話の中に出さなかった(出せなかった?)んだと思います。

ちなみに、ウチの実家は「グリコス、チヨコレート、パイナツブル」でした。
グリコスって何だよ!とお思いの方もいるかとは思いますが、俺も謎です(笑)
秘密のケンミンSHOWで取り上げられるぐらい謎です(笑)

さて。
まずジャンケンの面白さが前提としてあります。
3すくみの状態ってのは割とゲームにしやすいんですよね。
これが4すくみだとちょっとルールがややこしくなる。
A,B,Cでルール決めをする時にはそのまま三角形を書けば良いんですけど、A,B,C,Dだと対角線になるAとC(またはBとD)の関係をどうするのかを決定しなきゃいけないわけです。

ゲームでも3すくみを意識した作るのものはいっぱいありまして、バーチャファイター(1)なんかは分かりやすく3すくみになってますね。
打撃、投げ、ガード。
スーパーファイヤープロレスリングなんかもそうです。

で、その3すくみのジャンケンから派生する「グミ・チョコレート・パイン」なんですが、遊んでいるうちに異常に差が付く場合があります。
これってジャンケンが強い弱いじゃなくて、単にその人のクセがなんなのかってだけなんですよね。
グーを出すクセがある人が、パーを出す癖のある人に勝てるわけが無い。
ただでさえ勝率が悪いのに、勝った後のポイントまで少ないんですもんね。

そうなってくると、このゲームは面白いゲームなのか?ということになってきます。
その人のクセで勝敗に大きな差がつくゲームが、面白いと言えるのか?と。

俺の考えは「ゲームの本質に気付けば面白い」です。
チョキが一番有利で、そのチョキに勝てるグーが一番不利だって事にみんなが気づけば、パーを出して細かく稼ぐのか、チョキで逆転を狙うのかの戦略が必要になってくる。
チョキを出し続ければ、3回負けても1回で取り返せる計算になる。
安全に行くか、一発逆転を狙い続けるか、平凡な道を歩くかは、このゲームの本質を理解した人だけが選択できる。

ああ、なるほど。
「チョキで勝ってどんどん先に行く人もいれば、ちょっとずつしか進めない人もいる」のか。
人生はグミ・チョコレート・パインですね。

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