一度あげたレベルは落とせない話
2008年ぐらいの頃の話。
当時上映されたアイアンマン見てて思ったんですけどね。
俺らっていつの間にか「物凄いCG」に慣れてません?
「アイアンマン」なんてほとんどずっと画面のどこかに「物凄いCG」が入ってるんですよ。
ちょっと信じられないくらい精巧に出来てて、かなり気をつけてみないとどれがCGか分からない。
いや、気をつけてみてもCGだって分からない。
宙に人が浮いているとかだと、状況判断で分かりますけど、物理法則通りにさり気なく何かが混ぜてあるとたぶん全く気づけないんじゃないでしょうか。
でも、宣伝とかじゃ一言もCGに触れてなかったんですよ。
これ、2000年頃だったら大騒ぎする技術のはずなのに、たった10年で誰も驚かなくなってる。
例えば「CGが凄い映画」って言われて俺が真っ先に思い出すのは「ジュマンジ」です。
1995年の映画で、動物の毛がリアルに描写された事で評判になりました。
当時、確かに「これがCG?!」って驚いた覚えがあります。
でも、今見ると完全にCGなんですよ。
しかもレベルの低い方の(笑)
当時あんなに驚いたのに、誰が見てもCG。
TV画面じゃなくて、劇場で見ればちょっとは違うかもしれませんが、動きとかもぎこちない。
あんなにCGの凄さを全面に押し出していた「ジュマンジ」ですらそんなショボく見えるのに、全くなんの違和感もない「アイアンマン」が一切CGを売りにしてなかったんですよ!
なんかおかしくないですか?
いまはアイアンマンどころか、もっと低予算の映画でもだいぶ自然なCGが使われてますよね。
なんつーか、人はもっと驚いていいんじゃないかとおもうんですよねぇ、CGに。
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