邪教徒の話

映画なんかを見ているとたまに邪教徒の集団が出てくることがあります。
「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」(インディージョーンズ2)に出てくるサギー教なんかがそうですね。

ああいう集団って不思議な力で主人公を苦しめたりしますよね。
インディージョーンズ2でも邪教徒が素手で生きている人間から心臓を抜いたり、呪いの人形をピンで刺してインディの動きを止めたりしていました。
彼らは劇中ではカルト教団みたいな描かれ方をしていたり、邪教って言われていたりするんですが、実際に超能力を使えてるかなりの実力者なんですよね。

これがただ単に信者を洗脳したり騙したりして私腹を肥やしたり、国家転覆を狙っているだけだったらそりゃカルトだの邪教だのって言われててもおかしくないんですが、実際に超常的な力を実用レベルで使いこなしてる。
そういう超能力的な物が使えるとなると、安易に「あいつらは邪教だから排除すべきだ」って考えるのはおかしい気がするんですよね。

だって、何かしらの神の力が無いと超能力使えてないじゃないですか。

キリスト教徒とか仏教徒とかが劇中で邪教徒と同レベルで何かしらの超能力を使っていれば善悪で話を勧めていいと思うんですけど、そうじゃないケースも多いですよね。
邪教徒側ばかりが何か特殊な能力を発揮する場合があって、そういう時でも「邪教」ってポジションが与えられるはおかしいと思うんですよ。
より神に近いのはその邪教徒たちの方なのに迫害されている。

あれ、どうにか懐柔して、超能力の秘密を教えてもらうべきなんじゃないでしょうか?
だってちゃんと超能力使えてるんですもん。
もしかしたら邪教でもなんでも無くて実際に神の力かもしれないじゃないですか。
なんで「悪いことを企んでいるから超能力使えても邪教」って事になるのかががわかりません。

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