変なスポーツ、相撲

相撲って変なスポーツだなぁと気づきました。
アレはスポーツじゃなくて神事だとか、格闘技だとか、興行だとかの意見はあるかとは思いますが、そこはまあ置いといて、スポーツとして見た時に特殊だなぁと。

まず相撲甚句。
プロ選手が歌って場を盛り上げるスポーツってなかなかないですよね。
プロレスでビューティーペアが歌ってたり、ボクシングの輪島功一が勝った後に歌ってたりしてましたけど、そういうのは特殊ケースで、相撲甚句みたいに形式化はしてないと思うんですよね。
ファン感謝デーみたいなものかも知れませんけど、歌われるのも相撲甚句独特の様式で、普通の歌を聞かせるのともちょっと違う。
なんの風習なんでしょうね、あれ。

で、次が初っ切り(しょっきり)。
ルールを面白おかしく説明するミニコントみたいなの。
ルール説明なら面白おかしくする必要ないのに、ちゃんと面白い。
不思議。

ちゃんこ鍋も不思議です。
料理とこんなに関係深いスポーツって他に何かありますでしょうか?
野球といえばホットドッグって感じもしますが、じゃあホットドッグといえば野球かと言われるとそんな事も無い気がします。
少なくとも、野球選手を引退したからホットドッグ屋になったって人を俺は知りません。

そして、懸賞金。
試合ごとにスポンサーから懸賞金がつく不思議システム。
これが1日3~4試合とかで1試合1時間とかなら分かるんですよ。
ゴルフとかテニスとかに懸賞金がつくのは見かける。
でも、1対1の試合で1分程度で終わる物を1日に何十とやってて、そこに懸賞金が出るってなんか不思議なシステムじゃないですか?
他のスポーツで見たこと無い気がします。

最後がランク制度。
物心ついたときから存在するのでいままでずっとそれが普通だと思ってたんですが、スポーツ選手に称号があるのっておかしくないですか?
チャンピオンとか、3位とか、新人王とか、三割打者なら分かるんですけど、大関とか横綱ってなんなんでしょう。
試合結果で順位がついて上から何番目までが大関とか、今年一番勝った人とかいう話じゃなんですよ。
なんとなーく今いる選手の中であいつは特に強いなって話になって「じゃあ、あいつ横綱にしようか。2回続けて優勝したし、態度も良いし。」みたいな感じになって称号が与えられる。
他のスポーツだとせいぜいキャプテンぐらいが称号ですよね。
「代打の切り札」とか「大魔神」みたいなファンがつける名前とも違うし、MVPみたいなものとも違う(殊勲賞とかはまた別にあるし)。

と、まあ、そんな訳で不思議スポーツだな相撲って思うわけです。
そもそも主に日本でしかやられてないのに海外での知名度も高くて巡業行くと大人気ってのもよく分からないですよね。
そりゃ、海外から多少変な目で見られても文句は言えないなぁと思います。

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