「好き」の2パターン
ある日、「好き」には2パターンある事に気づきました。
・好きな物には厳しくなる場合
・好きな物には許容範囲が広がる場合
もうだいぶ前になるんですが、会社で昼にカレーを食いに行こうとした時の話です。
A「久しぶりにあそこのカレー屋に行きましょうか」
B「そこ、行った事無いです」
俺「マズイですよ、安いけど」
A「マズイってほどじゃないでしょ。
カレーが好きなCさんだって好きでしたし」
俺「アイツはバカだからカレーだったら何でもいいんですよ」
なんて会話が繰り広げられてまして。
「カレーが好きな人がよく行くカレー屋」だからと言って、美味いカレー屋だとは限らないんですよね。
アバタもエクボってことわざ(ことわざなのか?)もありますし、好きだからこそ採点が甘い場合も多々あります。
ラーメン好きっていうと、そんな雰囲気は無いんですよね。ラーメン好き=ラーメンにウルサイ人ってイメージです。でもきっとラーメン好きの中にも、ラーメンだったら何でもいいって人もいるでしょうね。「ラーメン王選手権」とか見てると、あんがいそういう人が多いような気もしますし。
他にこういうの無いかなぁと考えたんですが、蕎麦とうどんがそうなんじゃないでしょうか?
蕎麦食いってのはどうしても蕎麦にうるさい人ってイメージが有るんですよね。味の濃いツユでもって、蕎麦の下の方にちょっとだけ付けて、噛まずにずずっと飲み込んで、香りとのどごしを味わう。
10割蕎麦なんかだと「まずは何もつけずに」とか言い出しちゃって、600円も出してちょっとしか乗ってないもり蕎麦を何枚も頼む。
まあ、とにかく粋だのなんだのにうるさくて、食い方まで四の五の言われる。
一方、うどん好きはもううどんなら何でもいい。
そりゃ、美味いに越したことはないんだけど、うどんってだけで胸が高鳴る。あのつるっとした感じとか、小麦粉の風味とかを思い出しただけでもうれしくなる。もう、面倒臭えから醤油ちょっとまわしかけただけで食っちゃう。
同じ麺好きなんだけど、何か別の種類なんじゃないでしょうか?蕎麦好きとうどん好き。