CS-21シリーズ製品によるコンクリート表面保護工の適用条件
対象製品(塗布工法用)
・CS-21ネオ / NETIS:CG-160013-VE 活用促進技術,新設表面保護
・CS-21ビルダー/ NETIS:CG-170009-A ,既設表面保護(2液型)
・CS-21 / 表面保護:新設・CSⅠ(1回塗布),既設・CSⅡ(2回塗布)
適用範囲
適用可能な範囲
・セメント成分を含むコンクリートおよびモルタル(材齢は問わない)
適用できない範囲
・セメント成分を含まないもの(樹脂コンクリートなど)
・既に浸透性吸水防止剤などが塗布され、撥水性が付与されたコンクリート
・施工目的(劣化要因)に、ASRや化学的浸食抑制対策が含まれる場合
適用する面
・塗布方向(下向き、横向き、上向き)を問わず適用可能
上向き(横向き)施工の場合、垂れ防止対策が必要
施工時の環境
気 温
・気温5℃以上40℃未満=適用可能
(30℃以上=散水し表面温度を下げた後に塗布を推奨)
・5℃未満=施工時の保温など養生対策が必要
(施工後0℃未満となっても問題ない)
天 候
・雨天の場合、材料が流れない程度であれば施工可能。流れる程度であれば養生が必要
・強風の場合、飛散防止措置が必要
コンクリート表層部の状態
・付着物がない場合:適用可能
・付着物がある場合:適用対象外(付着物を除去することで適用可能)
・乾燥状態の場合、適用可能
【CS-21の場合、散水後、乾きかけた状態で塗布】
・湿潤状態の場合、適用可能
【浮き水がある場合は、除去するまたは乾燥を待つ】
留意事項
設計時
・ひび割れ注入や断面修復が必要な箇所については、別途処理を行うこと
施工時
・施工の際にコンクリート以外の部分に直接触れないよう養生などの対策が必要
完了時
・施工完了後(最終工程完了後、表面の指触乾燥が確認された状態)から、塗布面上の歩行や車両の通行、シートを敷いて資材を置くこと、埋め戻しなどが可能。
塗布面への他工法の適用
・CS-21シリーズ製品は水分の存在下で反応し、空隙を充填して効果を発揮するため、打ち放し仕上げを原則とするが、養生期間(2週間以上)経過後であれば、表層部の緻密な通常のコンクリート面と同様として他工法適用について検討が可能
・必要に応じて、床版防水層や剥落防止ネットの接着、建築の美装や駐車場のラインなどが適用可能
(他工法を適用する場合は、事前にCS-21工法の施工を担当するアストン協会員にご相談ください)
・経年後については、CS-21シリーズ製品の再塗布の他、各種補修・補強工法が適用可能
施工概要
施工事例
その他のCS-21シリーズ製品・工法について
その他のCS-21シリーズ製品
・CS-21ひび割れ補修セット【旧】NETIS:CG-110003-VE活用促進技術 や、
CS-21工法
*躯体防水 *打継ぎ部処理 *ひび割れ補修 *漏水補修 など、
CS-21シリーズ製品・工法の最新情報・詳細につきましては、
アストン オフィシャル ウェブサイト
を ご覧いただけますようお願いいたします。
参考 表面保護工法の関連指針
土木学会
*表面保護工法 設計施工指針(案) コンクリートライブラリー119
*けい酸塩系表面含浸工法の設計施工指針(案)コンクリートライブラリー137