あなたの記憶にある夏の甲子園のヒーローは、誰でした?【1973 怪物江川卓】
えー、モンブランパークでごさいます。
現在、夏の甲子園。 子供の時、テレビ観てた頃、甲子園って大阪と思っていましたが、兵庫県だと後に知りました😀
私の最初の記憶に残っている甲子園の記憶そして、ヒーローは、作新学院の怪物江川卓さんでした。 その試合は、調べて見ると1973年(昭和48年)私、小学4年生でした😀。
その熱戦は、2回戦でございました。 江川卓(巨人)さんがエースの作新学院(栃木県)VS 2年生エース土屋正勝(中日)さんの銚子商業(千葉県)。
絶対的エース怪物江川さんの。作新学院学院が優勝すると思っておりました。 覚えているのが雨の中で、江川さんが押し出しの四球でさよなら負けをしたシーン。
エースが両者譲らず0点のまま、延長戦になり、12回裏。激しい雨の中でした。
私は、今回調べるまでは、決勝戦と思って思っておりました😀。しかし決勝は、広島商業が静岡高校を9回サヨナラで3 VS 2 で広島商業が優勝しておりました。サヨナラスリーバントスクイズ。これも名勝負だったようですが、記憶にごさいません😀
ちなみに、この年江川さんは、ドラフト1位で阪急に指名を受けますが、大学進学希望で拒否し、法政大学に入学しました。 慶応大学に受験しましたが失敗しています(泣)この不合格が、スポーツ新聞1面取り上げられて、江川さんが頭を抱えていた写真が載っていたと記憶しています。 今から考えると一般高校生の大学不合格がニュースになっていたのは、凄いですね。
記憶が曖昧ですが、この慶応大学の入試は、受け入れ先の先生が、合格させるから大丈夫と言われて受けましたが、もう一人の野球で受験したと部員と共に不合格となり、慌てて、法政大学に入る事になったとありました。
また、1学年下の銚子商業の土屋正勝さん(中日ドラフト1位)は、1974年のドラフトでは、鹿児島実業定岡正二さん(巨人ドラフト1位)、横浜高校永川永植さん(ヤクルトドラフト1位)、土浦日大の工藤一彦さん(阪神ドラフト2位)と並びに甲子園四天王と呼ばれていましたが。この四天王の名前は、今だに間違わずに覚えておりました。勉強の事は忘れますが、こんなことは、忘れないと自分自身に感心してしまいます😁
この試合の事を正確に知りたくなり、調べて見ました。 1973年8月16日(木曜)甲子園のか2回戦。
試合は両チーム無得点のまま延長戦。 試合途中から降り始めた雨が延長に入って勢いを増し、12回裏です。銚子商の攻撃の時には、大雨になっていました。
下記に記した文章は、後から知ることになり、好きな逸話となりました。
土砂降りの雨は江川さんの指先の感覚を狂わせます。2つの四球とヒットで1死満塁。打席には2番の好打者。タオルで何度もバットを拭くほどの雨の中、バットを短く持って素振りをすると、グリップエンドまでスルリとヌケたそうです。 この年は、まだ木製バットでした。3ボール2ストライク。銚子商の監督は「ストライク・スクイズ」のサインを出します。
江川さんはタイムをかけ、内野手をマウンドに集めます。
「最後は、力いっぱいのストレートを投げたい」
江川さんは「ふざけるな、ここで負けたら終わりなんだからちゃんとストライクを入れろ」と言われることも覚悟していましたが、
「春も夏も甲子園に来られたのはお前のおかげなんだから、お前の気の済むように投げればいいじゃないか」 と笑顔で言われ、江川は「ああ、このチームにいて本当に良かった」と思ったといいます。その直後、江川さんが投じた169球目の渾身のストレートは明らかに高く外れるボール(これは、覚えてます)で押し出し、0対1でサヨナラ負けなりました。 なぜか江川さんは晴れ晴れとした表情をしていたとあります。
この最後の1球を投げるまでは、勝っても新聞は、全て「江川、江川」と書かれことに、チームメートは、快く思わず、江川さんは、孤独だったようです。今考えると、高校生ですものね。嫉妬あって当然でした。
この最後の仲間とのやりとりが、仲間とひとつになれた瞬間だったと江川さんは、回想されてます。
ちなみに、江川さんの甲子園の通算成績は6試合、4勝2敗(負けた2試合はいずれも自責点1での敗戦)、投球回数59回1/3、奪三振92(1試合平均15.3、奪三振率14.0)、自責点3、防御率0.46。甲子園通算80奪三振以上の投手の中で奪三振率14.0は、横浜・松坂大輔、駒大苫小牧・田中将大、東北・ダルビッシュ有と比べても、ずば抜けた断トツ1位の記録だったようです。
話が膨らんでしまいましたが、これが私(1963年生まれ)の最初の甲子園の記憶です。
みなさんの記憶に残る甲子園のヒーローは、誰でしたか?何年でしたでしょうか。
stand.fmの配信でも、お話しております。時間ありましたら、お聴きくだされば幸いです(_ _)
お後がよろしいようでございます(_ _)