9/7 「Sphery Rendezvous」
「アルバムレコ発のツアー」と思って行ったらとんでもなかった話。
雰囲気ネタバレ。
結論だけ言うならいつだってバンプが最高、という話。
前回の「ホームシック衛星」では直近曲は一切やらなかったのでそれらを重点的に聴けるのだ、とワクワクして行ったら唐突な「車輪の唄」であまりの懐かしさに叫び出したくなった上でハードロック系アレンジの「レム」ですよ…とんでもなくかっこいい。し、レムの厳しい目線の歌詞がより強くなってゾクッとした。「生まれたことを恨むなら ちゃんと生きてからにしろ」
この後に「飴玉の唄」だったのでなおのこと「信じたからな」という強い気持ちを感じた。
一方「strawberry」「souvenir」の演出は凝ってて面白かった。今回の演出も前回のホームシック衛星と同じ方と聞いていたので前回これはライブなのか…?映像で撮影ありきすぎないか?と思って個人的には刺さらなかったので今回は期待しないでおこう…と思ってたから良かったのかもしれないが良かった。特に「souvenir」後半の積み上がった歌詞が崩れて山になっていく表現が、一緒に過ごす日々が積み重なっていく、みたいな見え方がして面白いし良いなあと思った。
反してシンプルなライティングだけの「クロノスタシス」で「それっぽい台詞で誤魔化した〜」からのメロディに反するようにとても切実そうに歌う姿が印象的で息を呑んだ。どちらかといえば明るいメロディなのにとても重い話をしているようで。
「君がいなければ生まれてこなかった曲です。生まれてきてくれてありがとう」の優しさと強さが眩しい。
この「信頼」に応えられる自分でありたいと改めて思う。
今回のセットリスト、随分「信じる」というワードが多い選曲に感じた。「信じてるぞ」と強く強く言われている感じ。
その「信じているぞ」がプレッシャーではなく心地よく感じるのがBUMP OF CHICKENだなあと思う。
全国ツアー行ってらっしゃい。
あなたたちもどうぞ健やかに。
また来週よろしくね。
9/8追記
昨日は半分寝ながら書いてたけど、「信じてるぞ」ってまんま今回の「Sphery Rendezvous」なのかもな。
個人的な感覚として、「待ち合わせる」ってお互いにお互いが「待ち合わせ場所に来る」って信じ合う事だなあと思ったので。お互い「待ち合わせ場所で相手と会える」って信じられないと「待ち合わせ」って成立しないよなあ、とか。
そう言う「信じてるぞ」を感じたのかもしれないなあと思った。
相手が来るかどうか信じられない待ち合わせほどしんどいものは無いものな。