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エピデルモイド(類表皮のう胞)について
私の右脳には類表皮のう胞(エピデルモイド)という、脳にできる良性の腫瘍があります。全脳腫瘍の中では1%とされている比較的珍しい良性腫瘍です。
35歳から59歳に好発すると言われているのですが、私は8年前(31歳)の時に発症しました。腫瘍の中身はケラチンという垢のようなものが溜まっているらしいです。
当時は仕事が激務だったこともあり、頭痛薬や胃薬が手放せない日々でした。
とある日、とうとう過労で倒れた時に頭を強く打ったため、念のため頭部CTも撮りましょうと総合内科の先生から言われて撮影をしたところ白い影が写り、MRIも今度撮影します、とのことで一旦家に帰されました。
後日MRIを撮ったところ、今度は総合内科ではなく脳外科の先生に担当が変わり、たいへん珍しい疾患なのだと丁寧に説明してくださいました。
幸い、右脳の右上に小さくできているだけで脳幹部には遠い場所ですが、右半身の痺れや呂律が回らなくなったり、頭痛が長く続いたり、顔が引き攣ったりすることがあればすぐに再診するように、と言われました。ごくごく稀に肥大化して脳幹部まで届くこともあるからと。
実はここ一週間以上ひどい頭痛が続いているため、再診を考えています。
発症当時、病院まで付き添ってくれた母は先月逝去してしまい、とても不安なのですが…。
どうか何もありませんように。
なんだかまとまりのない記事になってしまいましたが、こんな疾患もあるんだよと知っていただけたら幸いです。