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『天官賜福 貮』を語る会 その七

こんにちは。ふわちゃまるです。
今日はアニメ『天官賜福 貮』の第十二話をお話しします。

ついに最終話です。
花城と別れ(超悲しかった、もっと一緒にいればいいのにって思った。でも花城もいろいろ忙しいからね、鬼市に帰らないとね)仙京に戻った謝憐は帝君に鎏金宴事件の詳細を伝えました。
郎千秋から心臓に杭打ちされるほどの死刑を受けたのに、帝君は少し顔を歪めただけで「そなたらしいな…」って片付けちゃった!
えぇっ、それで終わりなの?ってまぁ、もう三百年も前の話だからいいのかな…

花城との親交にくぎを刺された謝憐は太蒼山に向かい両親の棺が並ぶ陵墓を訪れました。
そして再会したのが戚容って…。
相変わらずの悪態っぷりで謝憐の忍耐も限界に…!! 謝憐の剣が振り下ろされたところでアニメ『天官賜福 貮』はエンディングに入りました。

最後、一人の少年兵が「殿下、僕は永遠にあなたのことは忘れないから」と言った後で牛車に揺られる三郎少年がでてきました。
「兄さん、今度は肩をならべて最後まで歩きたい」と彼の言葉で終わりました。
なんて素敵なエンディングなの、これでまた数年待たないとアニメ化されないのかと思うと本当に悲しい。

小説では謝憐が訪れた太蒼山や陵墓はより詳しく書かれていました。
仙楽国が栄華を誇る大国であったこと、そして謝憐の母親の亡骸は特殊な布に包まれて原型を留めていたことがわかります。孤独の中を生きてきた謝憐にとって、母親の姿が残っていることはどれほど心の支えになったかしれません。
でも、再会した戚容はその布を取り去って、一瞬で母親の亡骸を灰に変えてしまった。
そんな戚容を怒り心頭で殴り続ける謝憐の姿は凄惨を極めました。

原作小説は謝憐の剣が戚容に振り下ろされるのか…?!という瞬間で第一巻が幕を閉じました。
そして「第二巻 太子悦神」へと物語は進みます。
ここからは謝憐の過去が怖いくらいに明らかになっていきます。
次回からは、小説の内容をお話ししていきたいと思います。


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