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『天官賜福 貮』を語る会 その弐

こんにちは。ふわちゃまるです。
今日はアニメ『天官賜福 貮』第三話と第四話をお話しします。

数日ぶりに花城と再会した謝憐は彼の住処である極楽坊に招かれました。任務を内緒にしているので、もてなしてくれる花城に少し後ろめたさも感じます。とはいえ、武器庫を見せてもらったときは有頂天でした。
時に忘れちゃうけど、謝憐は天賦の才を持つ剣術使いであり武神。そんな彼は花城に噂の湾刀厄命を拝ませてくれないかと頼みます。
そこで登場したのが真っ赤な目をした湾刀厄命!かわいいっ!
どこが「両手を血みどろにして生贄を捧げないと精錬できない邪物」なんでしょうかっ
これは予想を裏切る可愛さでした。

花城が「駄目だ」と繰り返して言ったあと、「兄さんのことが好きだって」「撫でてほしいって言ってる」と言ったときは、それは君じゃないの?と思いましたが、まぁ、いいや。
真っ赤な目をキュルキュル、キラキラさせて謝憐に撫でてもらうと一層目を細めているの可愛すぎ。
なんにせよ、私としては謝憐と花城がすぐに再会できたので安心したよ。数年後に再会とかじゃ花城さみしくないの?と思ってたからね。
よかった、よかった。

小説でも花城と謝憐が極楽坊で過ごす様子はとても穏やかに描かれていました。
賽を振った時もそうですが、二人が仲良くしていると周りの女鬼たちがくすくすと笑う声が聞こえるとあります。直感的に「この二人はとってもいい感じ」って気づきますからね。

ここまで読んできて、一度ご説明したいと思うことがありまして、『天官賜福』はBL小説なの?ってことです。
書店で『天官賜福』がどこにあるか店員さんに聞いたとき、元気よくBLコーナーに案内されて顔から火が出そうでした。
確かに謝憐と花城の恋模様が描かれていのでBL作品だとは思います。
でも、個人的にBL作品といえどもレベルがあると思っていまして、

レベル1 キスぐらい 二人が両想いなのはわかるよ
レベル2 体の関係あるね でも露骨には描かれてはいない
レベル3 しっかりと描かれています

の区分を設ければ『天官賜福』小説一巻と二巻、アニメはレベル1にも満たない 0.3か0.4かぐらい…の印象でございます。(今後はわかりませんが…ふふっ)

とはいえ『天官賜福』には過去を紐解く伏線が張り巡らされた極上のミステリーの印象があり、同時に深い愛情や尊敬、人の業や道徳心や信念、葛藤など様々な要素が混在した作品だと思うのです。
そこに謝憐と花城の恋の要素が絶妙な匙加減で描かれているのかなと。
なので!
これはBL小説でしょ?と単純に区分しないで、ぜひ、読んでみていただきたい。
謝憐の過去は本当に考えさせられますから。

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