『天官賜福 貮』を語る会 その四
こんにちは。ふわちゃまるです。
今日はアニメ『天官賜福 貮』の第七話と第八話をお話しします。
謝憐と花城がとーってもいい雰囲気だったところに郎千秋が乱入してきました。目的は謝憐との決闘。鎏金宴事件で永安国皇族を皆殺しにした敵討ちです。
「どの数でも俺に辿りつく」なんて花城の言葉に謝憐がぽわん…としている瞬間だったのになぁっ
まぁ、でも今は先に問題を解決しないとね。
ということで、花城は郎千秋を不倒翁に変えて謝憐とともに青鬼戚容のもとに向かいました。戚容の洞窟に潜伏し玉座までたどり着いた時、謝憐の目に飛び込んできたのは、あろうことか謝憐自身の「跪く太子像」でした。
三郎少年の姿になっていた花城は、この太子像を見た瞬間からすさまじい憎悪をあらわにしたまま微動だにしなくなり、一瞬で戚容の背後に立つと戚容の頭を鷲づかみにして地面に叩きつけた!
ここで気づく…。
そうなんだよね、花城って鬼王なのよね。
謝憐の前ではいたずらっ子だったり、手を振り払ったり、思わせぶりなことばかりするから忘れちゃってた。
三郎少年の姿のままでもとんでもなく強かった…
小説では賽を振って「二を出せば花城に会えるのか」と聞いた謝憐が、とっても会いたい意味にとられそうな発言をしてしまったとあたふたしている様子が書かれています。
小説の謝憐の印象はかわいいんですよ、アニメほど達観していなくて。
そして、跪く太子像と戚容のことはとても詳しく書かれています。
ここを読んだとき、私は今までふわふわと花城、花城と浮き立っていた気持ちが引き締まりました。今の謝憐からは想像できないけれど、本当は壮絶な過去を抱えた人です。彼の過去の描写を読むと、人はどこまで残酷になれるのかを考えさせられます。
初登場の戚容はかなり毒舌なことを言いまくっていてアニメよりもずっと長い!特に裴茗将軍への下半身攻撃がひどくて笑えます。