『天官賜福』外伝 引玉さんらしき人?と謝憐と花城の結婚秘話?! 第134章~第138章
謝憐と花城のその後が書かれた外伝です。かなり、読んでてドキドキする…「兄さん、もう休もうよ」って花城のセリフ多めです。
私が読んでいる英語版はところどころ挿絵があって、すんごくかわいい&衝撃的…な二人が描かれています。でも幸せそうだからいいか…ははっ
出会った頃は謝憐に手を握られただけで動揺しまくっていた三郎少年だったのになぁ、あの花城はどこに消えたんだーっ
134章は上元節に食べる甘いお団子の入ったスープのお話。
謝憐はこのスープを一人で食べるなんてさみしい人だって店主に言われて、余計なお世話だっ!てちょっと怒ってた。
今は花城がいるから、一緒に食べる家族がいる…ってことなのかな。
鬼市を二人で歩きながら、あれ?もしかして結婚したのかな?って思う
「なぞなぞ遊び」をしていて相変わらず幸せそうな二人がかわいい。
135章~137章は謝憐が800年間の記憶を失うお話。
目が覚めると記憶がない!17歳だと思い込んだ謝憐が誰かに体を奪われた、霊力も失っている!って嘆くところから話は始まる。
ちょっと可哀想だなぁ…って設定なんだけど、花城とのことがけっこう色っぽく所々書かれていて、おおってなった。
著者の墨香銅臭さんは、ほのめかした書き方が秀逸なんですよねぇ、それはつまりどういうこと?って思わず二度読みしたくなる…
この章で一番驚いたのは謝憐が引玉さんらしき人を見たこと!
外伝はこういうのがちょこちょこ出てくるのが面白い~!
謝憐は花城に連れられて「彼の家」と称する場所に行くんだけど、そこで謝憐は「黒い服を着て鬼の面をつけた男」を見るのよね。
花城に何か報告しているその男は、存在感が薄くていつの間にかいなくなってた…って謝憐の目に映っているので、記憶がないからね、でも、それって引玉さんじゃないの?!
そうだとしたらうれしいな… 呪枷に吸い取られた魂が戻ったのかな~
138章は花城が病気になって寝込むお話。
花城、熱でるんだ~ かわいい~
謝憐はそばにいてあげようって、街で手に入れた自分たちの話が書かれた本を読んであげるんだけど…
花城さぁ、けっこうわがままなんだよね。言うこと聞かないし、謝憐に甘えてばっかりだし。めちゃくちゃカッコいいけど、彼氏にすると扱いむずかしそうだなーってちょっと思ってしまった…
謝憐は熱が出て赤い顔をした花城がかわいくてたまらないって感じで、そうでなくても甘やかしすぎちゃって、もはやいじめっ子状態だって…まぁ、しかたないか… 花城は謝憐じゃないと無理っぽーい。
ただ、とんでもなく驚いたのは面白おかしく書かれた本の内容を聞いて花城が言ったこと!
「話の内容だって全部は間違ってないよ。俺は兄さんと呼ぶし、与君山の神輿を出迎えのも俺だ。俺たちが結婚した日の夜は…」
えっ?結婚したの?!読み違えじゃないよね?何度か読んでみたけど、
“ And on the night we consummated our marriage, you certainly did---”
“consummate a marriage” は「床入りして結婚を完了させる」という意味なんで、花城が冗談で言ったのではない限り二人は結婚したってことね?!「床入り」って日本語でも江戸時代とかの話で聞く言葉だな。
神と鬼の物語である『天官賜福』も結婚は厳粛な感じがするんで… って、そんなことはどうでもいいんだ!
花城はふざけて「兄さん、結婚しよう」って言ったことがあったけど、たぶん本心だったと思うので、謝憐と花城が結婚していたのがわかって私は嬉しいよ!
結婚おめでとう!! お幸せに…ねっ