『天官賜福』号泣!!花城との別れ 第130章
最初にお伝えしておきます。 この章はタオル必須です。
「兄さん、もう一度戦うんだ!」
花城が外した呪枷の効果は絶大だったよ… 謝憐、君吾の顔にパンチ入れた!一撃で出血、君吾負傷だ!強い!
謝憐は最後、君吾が知らない大道芸で培った「胸で岩を割る技」を使って君吾を岩に叩きつけ、ありったけの法力を込めて芳心剣を突き刺した。
呪枷がない謝憐は君吾よりずっとずっと強かったよ…
この強さを見越してか、謝憐が呪枷を二つも願い出るように仕向けたとしたら、君吾はかなりの策士だ。
でも、今となっては君吾には何の力も残っていないけど。
花城の元に走った謝憐は自分が白衣禍世になりかけたこと、ウーミンを犠牲にしたことを話そうとした。
でもね、花城は「殿下、これで思い出しますか?」ってひざまずいて、謝憐の記憶の中にあるウーミンの姿とつないでくれた。
あぁ、花城… やっとすべて話せるときが来たね、800年ずっとずっと会いたくてあこがれ続けた謝憐に、今は同じなんだよ、君のこと、謝憐は心から愛しているんだよ、あぁ、どうしよう… タオル!タオル!
謝憐はウーミンと花城が同一人物だったことに衝撃を隠せなかったけど、花城の深い愛にただ何度も「三郎!三郎!」って叫び続けてた。
あのさ、もうここからはごめんなさい、私も手が震えて、正直文章が乱れるのわかってる、でも書かないと、これはね、壮絶な物語の一番伝えなくちゃいけないところだからね
謝憐がいろんな感情で花城を抱きしめていた時、気づくの。花城の体が少しづつ透けていることに。
「ちょっと、やりすぎちゃったかな…」って座り込む花城を見て、謝憐は花城が法力を使い果たしたことを知るの。だって呪枷を二つも外したんだよ!どれだけの法力が必要だったかな、いつだって花城が笑顔で与えてくれた法力だけど無限じゃないんだ。
謝憐はそれに気づかなかった自分を責めた。
「どうしたらいい?どうすればいいんだ!」正気を失いそうな謝憐に、花城は本当のことを話した。自分はあの時の鬼火だって。
「殿下、私はいつもあなたを見ていました。私を救ってくれた。子供の時からあこがれて尊敬してきた。追いつきたくて強くなろうと思った。守りたいと思った」
あぁ、だめだ… この事実を謝憐が知ることはどう言葉にしていいかわからないよ。
絶望の中を生きていた800年前の自分に、鬼火だった花城がいつも寄り添っていたこと、剣で刺される痛みと苦しみを、自分の代わりに声をあげて叫び続けたこと、全部がね、だから、あれほど謝憐が傷つくことを嫌ったのかを知って、でも、花城の声はどんどん小さくなっていく。
「私の話を聞いてくれる人はいないんだ、三郎がいてくれないと!!
離れないって言ったじゃないか!!!!」
謝憐が泣きながら叫んだとき、花城は800年前と同じことを言ったよ。
「殿下のために戦って死ぬことは この上ない名誉です」
あぁ、ごめんなさい。泣きすぎて前が見えなくて文章が全然読めていないので、一時休戦
花城、謝憐の腕の中で「殿下、信じて、離れない。絶対に離れない」
そう言いながら死霊蝶と共に消滅した。
謝憐がその場から立ち上がれない姿に涙が止まらない…
あぁ、こんな感動する物語ってあるかな。
これほど壮大で愛に溢れていて感情を掻き立てられて、何度読み直しても涙腺崩壊する作品に私は出会ったことがありません!
正直、親の葬式より泣いた… もう声をあげてわんわん泣いちゃったよ、
謝憐の過去にも、花城の深い愛にも涙が止まらなかった。
『天官賜福』は本当に素晴らしい作品、「愛するとはどういことか」を本当に深く教えてくれる。
愛することって、性別とか、年齢とか、種とかそんな表面に見えることではなくて、心の中にあることだって、「どんなあなたでも愛している」ただそれだけなんだと信じさせてくれる。
本当に全世界の人に読んでほしいです。
私はね、花城は戻ってくると信じている。必ず謝憐のもとに戻ってくる。
花城の骨灰は謝憐の首にかかっているし、結んでくれた赤い糸もちゃーんとキラキラしている。かならず戻ってくる。
あーっ 泣きすぎて肌荒れひどい…