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『鎮魂』趙雲瀾の肩に乗っている黒猫・大慶の正体って…?

こんにちは。ふわちゃまるです。今日は『鎮魂』三巻に進む前に、ちょっと気になることをお話ししたい。
一巻の表紙で趙雲瀾の肩に乗っている黒猫ちゃん、この子はいったい何ものなの?ってところ、気になりませんでしたか~?
私は気になったよ!これは猫の話なのかしら?って思ったくらいね。

黒猫の名前は大慶(だーちん)。趙雲瀾の飼い猫であり、特別捜査所の捜査員でもあります。もちろん妖族なので、人の言葉を話すし、かなり毒舌だし、あのほさほさの丸っこい前足でパソコンもスマホも操作もする。あぁ、本だって読めるし、有事の際は攻撃だってできるかなり有能な猫よ。

基本的に大慶は調査所で食べて、寝ての生活を楽しんでいるけど、本来の使命は「鎮魂令主」である趙雲瀾を守ること。どっちかっていうと、口げんかできる友達みたいな感じで、趙雲瀾も気を許していろいろ相談したりもしてますね。

大慶は二巻の後半でようやく正体が明らかになるんだけど、もとは太古の昔、女禍(中国古代神話に登場する人頭蛇身体の神 中国圏で非常に有名 泥をこねて人を造ったとされる)が拾った幼獣でした。
白虎一族の混血児で変異したせいで体に黒い毛が生えていたらしく仲間外れになっていたみたい。女禍がいたずらばかりしている幼い崑崙君に渡して面倒を見るよう頼んで以来、崑崙君の飼い猫になったようです。

三巻の表紙で崑崙君の肩に小さな黒いにゃんこが乗っているんだけど、これが大慶。ちっちゃくてかわいい~
ちなみに、大慶は人間の姿に戻るとすんごい美少年です!こういうの、いいな~!あのぽちゃぽちゃなお腹と埋もれた首がどこに行ったのか、捜査員のメンバーが不思議に思うほどの美少年…! これは挿絵が欲しかった…!!

崑崙君亡き後、大慶は沈巍に記憶を封印されて、崑崙君の転生者、鎮魂令を持つ者を守るよう使命を担うようになりました。
大慶が趙雲瀾の問いにはっきりしたことはわからない…って答えるのは記憶が断片的だからなんだろうなぁ…と納得だよ、沈巍は人の記憶を操作しすぎだ!って言いたくなるけど、彼も心を鬼にして(鬼だけど)やっていることなんで、まぁ、仕方ないかな。

大慶が登場すると物語がだいたい面白い方向に進むんで、結構重要な存在なのよね。
大慶の正体も判明したということで、次回は三巻をお話しします!


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